私たちには、生まれながらに自由や権利があります。 私たちには、言いたいことを言って、伝えたいことを伝える自由(表現の自由)があります。 私たちは、これまで身近に感じられなかった憲法について、多くの方々と一緒に情報共有ができたらと思って、このブログを立ち上げました。 たま~にでいいので、ぜひとも立ち寄ってください。 FacebookやTwitterもやっています ご注目ください! facebook:http://www.facebook.com/asunojiyuu Twitter:https://twitter.com/asuno_jiyuu お問い合わせは、peaceloving.lawyer@gmail.comまで なお、みなさまが入手された当会作成のリーフレットや声明文の使用方法については、当会では責任を負いかねますので、一般常識や各種規則に則ってご使用くださいね。
2014年2月4日火曜日
立憲主義は「かつて」あった過去のもの?
報道によると、安倍首相は3日の予算委員会にて、
「憲法の性格」について、
国家権力を縛るものだという考え方があるが、
それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の
主流的考え方だ。
と答弁したとのことです。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402%2F2014020300729&g=pol
第2次安倍政権発足後1年が経過しました。
発足当時から、首相はじめ与党自民党の議員さんたちは
憲法改正を目指していることを隠さずに歩まれています。
誰よりも熱烈に憲法を語るのであれば、まずはご自身が
誰よりも熱心に憲法を学ぶべきところ、今になってもこの
ような発言が堂々となされてしまうことが、残念でなりません。
国民が自由と人権を確保するためには、権力の暴走を
防がなければならない。だから法によって権力を縛らなければならない。
これは、人というものが自分らしく豊かな人生を送る上で
どうしても必要な自由や民主主義を確かなものにするために
たどり着いた叡智です。およそ現代の民主主義国家が共有
する基本中の基本の思想です。
(私たち「あすわか」は、発足以来ずっと、この「立憲主義」と
いうものの考え方について、多くの人に知ってもらいたいと、
紙芝居を作ったりして活動してきました。)
それなのに、その考えを、まるで過去の遺物かのように
言ってしまわれる日本の首相。
ならば、首相ご自身は、憲法のあるべき性格をどのように
考えているのでしょうか、それを聞きたくてたまりません。
政府は国際協調主義を強調していますが、他の民主主義
国家と価値を共有できないかのような発言を首相ご自身が
なさると、ますます欧米諸国はじめ国際的に「失望」を買い
かねないと思うのですが、杞憂でしょうか。