「安倍政権の支持勢力として知られる保守系政治団体『日本会議』の
常任理事にして、全国8万社の神社を束ねる宗教法人『神社本庁』の
大幹部」という並々ならないポストに就いている人物の、不倫が報じられ
ています。
● 日本会議常任理事の不倫写真流出に保守派が動揺する理由
(NEWSポストセブン)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00000010-pseven-soci
不倫がスクープされている小間澤氏について↓
「安倍政権下の憲法改正機運を強力に後押しする政治団体『神道政治連盟』
の事務局長も務めており、長年、改憲運動を下支えしてきた人物です。
写真流出の件で、今後もし彼に何らかの処分が下れば、政権の改憲機運に
影響が出ないとも限らない。保守派が揺れています」
日本会議といえば、憲法24条を(実は9条以上に)改憲の1丁目
1番地として狙い、「家族の多様性」「男女平等」といった価値観を
ことごとく敵視する団体であることは、ご承知のとおりです。
選択的夫婦別姓については、ハンコを押したように「伝統的家族が
崩壊する」という理由で猛反対。
伝統的家族ってそもそもなに?崩壊ってなに?という感じですが、
こういう団体の幹部自らが不倫をして自分の家庭をないがしろにして
いるのは興味深いことです。
彼らにとっては、「不倫は、伝統的家族を壊すものではない」という
ことです。
日本会議が維持したい(守りたい)「伝統的家族」とは、明治政府が
作った家制度をベースにした「父親(男性)が家族を支配する」スタイル、
というわけです。
そこにおいて、夫に付き従う妻(女性)は「愛情と信頼で結ばれた対等
なパートナー」などではなく、支配の対象ですから、まぁ、不倫して何が
悪い、ということですよね。
<あすわかtwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1240235049338802177?s=20
そういう「伝統的家族」を取り戻したい団体が、現政権を猛プッシュする。
そしてその“期待”に応えようとする現政権。
そういう感覚を共有しているわけです。