2018年2月15日木曜日

あんだけ国難だって言ってたのに裁判所には「国難?なんのことそれ」って…



 昨日の国会答弁で立憲民主党の枝野代表が質問に立ちました。
 
 自衛隊の自衛官が防衛出動命令に服従する義務がないことの確認を
求める裁判、もうご存知でしょうか。
 先日、東京高裁で「訴えの利益あり」と地裁に差し戻された裁判です。
 この裁判では被告が国(代表者:法務大臣上川陽子)なので、国は
裁判所に書面を提出して主張して争うわけなのですが、
 こんな主張↓を準備書面に書いて主張していたことが、枝野代表の
指摘で発覚しました。
 「現時点で存立危機事態は発生しておらず、国際情勢に鑑みても、
将来的に存立危機事態が発生することを具体的に想定し得る状況にはない。」


枝野議員の質問は続きます。
「昨年11月27日「国難だ」といって衆議院解散があった後です。
北朝鮮情勢が緊迫している、今にも北朝鮮からミサイルが飛んでくる
かもしれないというような危機があおられているど真ん中で、政府が
裁判所に提出した準備書面には、こういう(上記の)記載です。」

「原告の『アメリカと北朝鮮との間で武力衝突が発生した場合』という
ことの主張も、あくまでも抽象的な過程を述べるものにすぎず、上記
主張をもってしても、将来、武力攻撃事態又は存立危機事態が発生する
か否かや、その時期が具体的にいつであるのかを何ら示唆するもので
ないことは明らかである。』法務大臣、法務大臣の認識ですね、これが。」


上川法務大臣は
「いずれも原告が適法に訴えを提起することができる要件を欠く理由
といたしまして、本件訴訟が係属する当面下で武力攻撃事態又は存立
危機事態が発生しうることの具体的危険性を肯定できないということ
を国として主張したということでございます。」
…と答弁、
                                                 
枝野代表は問い詰めました。
「要するに、政府は一方ではいかにもすぐにでも存立危機事態が生ずる
かもしれないといって安保法制を急いだんですよ。そして北朝鮮との関係、
いや、客観的にはもしかすると危険があるのかもしれない、そこについて
断定することは避けたいと思います。しかしながら、一方で、何かいかに
もすぐにでもミサイルが飛んできそうな危険をこっちであおりながら、
一方では、同じ国が、違うところでは、そんな具体的な危険はないと堂々
と国として正式に主張している。こういうのを二枚舌というんじゃない
でしょうか。法務大臣、いかがでしょうか。」

                   
 あれほど国難だ国難だ、と叫んで「国難突破解散」をした安倍政権。
 今すぐにでも北朝鮮からミサイルが飛んでくるくらいの危機なんだ、
と国民を不安に陥れたこと、まだ覚えています。全国各地でミサイル
避難訓練まで実施されている始末です。

 にもかかわらず、裁判所には「国難、どこの話ですかそれ」と主張
している… 
 すごいですよね。

 こんな不誠実なこと、よくやるな、というか…

 枝野代表が断じるように「二枚舌」以外の何物でもないように感じます。