2014年11月21日金曜日

『混ぜるともっとキケン!』チラシ、国会デビューの巻☆



 今日は、嬉しい話と悲しい話を1つずつ。
 どちらを先に聞きたいですか?やっぱり嬉しい話ですよね?




 タイトルに書いてしまいましたが…


 ジャジャーン!


 大好評頂いているあすわかの
 『集団的自衛権と秘密保護法 
   混ぜるともっとキケン!』チラシが、
なんと国会質疑で使われたのです!


 国会デビュー!!o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o


 その歴史的(?)な日は、去る11月12日。
 このチラシを民主党の階猛(しな たけし)衆議院議員が
「ハロウィン的な可愛さで、特定秘密と集団的自衛権の問題点を
的確に指摘していてgood job」と大変気に入って下さり、予算委員
会の質疑で、使って下さったのです。
 委員会の速記録にも、しっかり「ここで資料二の方なんですが、
これはかわいいイラスト入りの資料でして、明日の自由を守る
若手弁護士の会というところでつくったものでございます。」という
階議員の発言が記録されてるんですよ。
 わわわっ、感動! \( ̄▽ ̄o)/
 あすわかとしての快挙(嬉しい話)は、以上。



 そして次に悲しい話。
 私たちが「集団的自衛権と特定秘密保護法がコラボしたら
こんな国になってしまうんじゃないか」と心配して書いた、
チラシのCase1からCase4まで、結局、政府が全部「ありうる」
認めたのです…


 自白させたゼ、という達成感より、あぁ、やっぱりそういう恐ろしい
意図があるんだ、という怒りや落胆の入り交じった気持ちの方が
強いので、「悲しいお知らせ」なのです。




 さて、では順に詳しく説明しますね。
 Case4に書いた、「政府が集団的自衛権の行使OKと判断した
根拠そのものが、特定秘密に指定されて、国会議員さえも根拠
を知ることができず、国会で審議できず、正しいかどうか判断
できない可能性がある」ということについて。
 この点は先日、階議員が、安倍総理に追及し、安倍総理は、
「情報が提供されないときは極めて限られる(つまり提供され
ないことがありうる)」とその可能性を認めました。ビンゴ!




 そして、国会議員に知らされなければ、当然のことですが
Case1に書いたとおり、国民も、政府が「集団的自衛権行使
(他国での軍事行動)OK」と判断したことの正しさを調査・
追及できなくなるというわけです。これで、ビンゴ2つ目!




 さらに、11月12日、階議員は、上川法務大臣を追及しました。
 Case2「国民が詳しく知りたいと思って調査したりすると、特定
秘密の取得や漏えいの教唆という犯罪になってしまう可能性が
ある」という点について、階議員が「この点、間違いがないか
どうか」と聞いたところ、大臣は「あり得る」と答弁しました。
ビンゴ3つ目!




 最後に、Case3「集団的自衛権行使の根拠がウソだったり、
おかしいと思った公務員がそれを内部告発しようとしても特
定秘密の漏えいという犯罪になってしまうので怖くて言えま
せん」、という点についても追及されました。
 このように内部通報をする場合、特定秘密そのものを通報
したら秘密を漏えいしたことになってしまうので、そうならない
ように「概要を通報しないといけない」んだそうです。
 でも、その「概要」の書き方に失敗すると秘密を漏えいした
として過失漏えい罪が成立することになるのです…
それなら、やっぱり怖くて内部告発できなくなるのではないか?
と質問しました。
 それに対して、大臣は、「そういう場合もある」と答弁しました。
ビンゴ4つ目!




 というわけで、
 チラシに書いたことは、すべて当たっていました(泣)!!




 さてさて。
 なぜこの時期に衆議院を解散するのでしょう?
あえてここでは書きませんが、政権側・与党側のいろいろな
思惑はすでに報道もされてますね。
 この国の民主主義はどこへいくのか…
 でも、私たちの感覚にあう、民主主義や自由主義を大事に
するような議員さんたちをたくさん国会に送り込むチャンス
考えると、少し,エネルギーが湧きませんか。


 (昨日の記事で書きましたが)争点を決めるのは自分たち
(政権)だなんて、誰が主権者だと思ってるんだろう?
 審判を下すのは誰だと思ってるんだろう?
 国民ですよ!


 そんなふうに言っている政権の存在こそが、今回の争点だと
私たちは考えています。