安倍元首相の「国葬」について、批判が高まっています。
琉球新報の社説をご紹介します。
● <社説>安倍元首相「国葬」 内心の自由に抵触する (琉球新報) https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1550385.html
戦前の「国葬令」は、表現の自由(21条)、内心の自由(19条)、
政教分離(20条)の侵害になりかねず日本国憲法の制定により失効しま
した。そんな危険をはらみ、根拠法ももない「国葬」が、内閣の一存で
決定され莫大な税金を投じられていいとは思えません。
<一部抜粋>
沖縄の立場からはさらに厳しい評価をせざるを得ない。安倍元首相は、
沖縄の民意を踏みにじりながら辺野古新基地建設を力ずくで進めてきた。
地位協定見直し要求も無視し続けた。「台湾有事は日本有事」などの発言
は、沖縄を再び戦場にしようとするものとして批判された。
岸田首相は「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示す」
とも述べた。しかし安倍元首相は民主主義を空洞化させた。安全保障関連
法などで強行採決を重ね、森友・加計問題、桜を見る会問題では、長期
政権のおごり、権力の私物化と批判された。国会でうその答弁を積み重ね、
公文書改ざんなどを引き起こした。数々の疑惑に口を閉ざしたままだった。
<抜粋終わり>
政府・与党は、これに反論できるのでしょうか。
「多大な功績」と自画自賛して国葬を決定することが、いかに民意と
かけ離れた非民主的なことか、ぜひ短くていいので、発信しませんか。