2017年9月7日木曜日

前原代表が野党合意の見直しを指示…え、改憲の土俵に乗るの?


 北朝鮮がミサイル撃ったり、核実験したり、看過できない平和への
挑戦が続きますね。
 でも、自信たっぷりに北朝鮮の動きを「完全に把握していた」と言い
ながら、それを国民に事前に知らせることなく、めっちゃくちゃ広域に
Jアラートのサイレンを流すっていうのは、「大げさ」というか「無駄に
不安をあおってる」気がするのは私だけでしょうか…?


 国民に「冷静に考えさせてくれない」権力というのは、理性や知性を
軽んじているように感じるのですが、そういう権力に高度な国内外の
政治の議論の舵取りができるとは思えません。


 さて、安倍首相が5月に突如「自衛隊を憲法に明記しよう」案を言い
出して、謎の“急ぎ足改憲”を進めようとしている件について、民進党の
前原代表の発言が、気になります。

● 前原代表、野党4党合意見直しへ 改憲反対「話通らぬ」(朝日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00000085-asahi-pol


 前原代表は民進、共産、自由、社民の野党4党で合意した「安倍政権
下での憲法9条改悪に反対する」との方針を批判し、新執行部に対し、
合意の是非を含めて見直すよう指示したことを明らかにした、とのこと…。

 いわく「安倍さんの下での憲法改悪の議論には応じない、と。これでは
話が通らない。憲法についてはビジョンを示し、堂々と議論する」。
 
 あれ…(-_-;) 民進党までもが、「とにかく改憲する」という土俵に乗る
つもりなのでしょうか?
 立憲主義・民主主義・国民主権・三権分立など、近代民主主義国家の
土台となる思想を次から次に否定するかのごとく、特定秘密保護法、
安保法制、共謀罪、と次から次に作り上げて国家の骨組みを崩す安倍政権。
 民主主義とか、人権尊重とか、そんな基本的な価値観が根本的にちがう、
ちょっと民主主義国家の政権としてはマズすぎる方々の下で、私たち国民
の憲法をイジられてはたまらない、という警戒は、ごくごく常識的なものの
はずです。

 超特急で憲法を変える必要は、どこにもなく、国民大多数からの「とにかく
憲法を変えなければ」という声というのもありません。

 ましてや「どこでもいいからとにかく憲法を変えよう」という現政権の姿勢
は、憲法にしばられている側の発想としては決定的に間違っていると言わ
ざるを得ません。憲法は私たち国民が権力を縛るためのものです。
権力側からの強い改憲の意欲、には最大級の警戒で向き合うべきです
よね。


 しばしば改憲を強く求める方々から「野党は批判ばかりで対案がない」
という批判・非難・罵倒がありますが、これって、正論っぽく聞こえるようで、
おかしな言い分です。
 めちゃくちゃな提案があった時に、なぜ「それおかしいよ、そんな法律
要らない」と反論してはいけないのでしょうか。わざわざ対案を出すよう
なレベルの話ではない時には、「要らない」のひと言で済むはずです。

 それを同じで、めちゃくちゃな改憲の提案があれば、堂々と、「そんな
改憲は不要です。今の憲法でじゅうぶんです」と反論すればいいだけです。
対案など出すまでもない…これでいいのではないでしょうか。
 なのに、「これでは話が通らない」って…
 なんで?
 なんで?
 なんでーー?


 与党は「対案を出さないのがおかしい」という空気を充満させようと必死です。
 それに流されて「た、対案出さないと人気が落ちそうな気がする…」と慌てて
対案を出すことで、なにが生まれるでしょうか。ますます「もう、とにかく憲法を
変えるという結論は決まってる」という歪んだ謎の風が吹き荒れるだけです。