2014年3月20日木曜日

ティーサロン憲法 in 益子


 当会会員の武井由起子弁護士が、
益子で学習会「ティーサロン憲法」の講師を務めました☆
そのときの様子をご紹介します。


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 少し雪がチラつく当日は、予想を上回る30名の方が参加して
下さいました。
 「こういう集まりは普段は出ないんだけど、最近の動きがもう
本当に心配でたまらなくなって」とおっしゃる方や、お子さんの
ことが心配だと、お子さんの卒業式から直行して来て下さった
お母さんもいらっしゃいました。

 畳の集会場で、参加者の1人でもある作家さんの湯のみで
美味しいお茶やお菓子を頂きつつ、なごやかな雰囲気で
学習会が始まりました。


 学習会では、憲法の基本的なお話と、特定秘密保護法を
テーマに語りました。
 この日は、東京大空襲の日だったので、空襲を経験した方が、
自分の目の前で友人の妹さんが爆撃にあって亡くなった話を
して下さいました。


 「何とかしていかなければ」とみなさん声をそろえる一方、
「声がとどかない」「どうやったら今のメチャクチャな政治を
やめさせられるのか分からない」という悲観的な声もありました。

 私の方から、「特定秘密保護法も、皆さんが声をあげたから
こそ、(意義は少ないにせよ)修正もありましたし、これからも
声をあげ続けることで、例えば破防法のように、事実上殆ど
適用されないという状況を作り上げることも可能だ」と申し上げました。

 声をあげることは決して無駄ではない、ということと、一人ひとり
が考え、そしてこうやって集まった方々で工夫しつつ、1人でも
多くのお知り合いの方に知って頂こう、というようなお話になりました。
ステキなつながりができましたね。

 終了後、「ああいうふうに憲法を教わったことがなかった」、
「非常にすっきりした」など嬉しい感想を頂きました。


 益子にお邪魔するのは2回目ですが、個人的に陶器が
大好きなので、こんな機会に作家さんとお話できたりするのが
嬉しくてたまりません(役得〜)。
 益子の方は、そういうお仕事に従事している方が多いせいか、
地に足がついていて、自分の頭でものを考えようとされている方
が多いように感じます。
 いつもビルの中にいてアスファルトの上を歩いていると、
なんかそういう生命力がなくなってきてしまうかもしれないなと
思ったり。せめて、そういう作家さんの器でごはんなどを食べて、
そういう力強さを頂きたいものです。

 益子の今年の陶器市は4月26日(土)〜5月6日(火)です。
ぜひ現地でお求めになってはいかがでしょうか。

 写真は、川尻由美子さんの器、息子さんの塩壺、大和知子さんの
核廃棄物ドラム缶ゆのみです。