2014年3月20日木曜日

まだまだ油断はできない


 政府が、慎重な議論を求める与党内の声に配慮して、
集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更の閣議
決定を、今国会中にこだわらず夏以降に先送りする方向
で検討に入ったとの報道がありました。


 一方で、自衛隊と米軍の役割分担を定める日米防衛
協力指針の改定に、集団的自衛権行使容認を反映させる
ため、秋の臨時国会で自衛隊法など関連法改正を目指す
とのこと。


  慎重な議論を求める声に配慮するといいながら、なぜ
集団的自衛権行使ありきで事を進めようとするのか。


 本当に議論するつもりがあるのでしょうか。


  当会の集団的自衛権に関するリーフレットの注文が、
一般の方々から多数寄せられていることは、この問題に
対する国民の関心の高さをうががわせます。
  与党より何より、国民の声にこそ配慮していただきたいです。
  集団的自衛権容認で戦争できる国にするということは、
日本の在り方を根っこから変えてしまうこと。
  本当にそれでいいのか、国民1人1人が自分の頭でしっかり
考えて、議論して、そして結論を出すべきことです。
  そのためには、まだまだ時間が必要ですし、解釈改憲など
という姑息な方法ではなく、真正面から国民の声を問わねば
なりません。
  時の政府が勝手に決められるようなことではないのです。


 
 京都では、小雨降る中、街頭宣伝で、集団的自衛権に関する
訴えとともに、当会のリーフレット「2分で分かる!集団的自衛権
ほぼAtoZ」を配布しました。
 カラフルで可愛らしいイラストに、街行く若者が手を伸ばして
くれました。
 このリーフとの出会いをきっかけに、自分たちの未来を考えて
くれたら嬉しいです。
 5歳くらいのお子さんも、ちょーだいと駆け寄ってきてくれました。
 ママと一緒に読んでねと手渡しました。
 この子が大人になった時の日本が、平和で安心して暮らせる
日本でありますように。
 そのためにも、今後一層、あすわからしい活動を積極的に
行っていきたいです。