2013年12月20日金曜日

「不断の努力」を続けるには?

明日の自由を守るために必要な「不断の努力」。

仕事や生活に追われながら?どうやって続けていくの?
既に当会の活動に注目していただいている方でさえ、それは大変なことなのに、皆にそれを求めたって…。

当会会員はよく学習会の講師に呼んでいただきますが、
「関心のない人にどう話していいのか分からない。」
という質問は、とてもよく頂きます。

関心がない人に、いきなり「不断の努力!」って言ったって、
「うっせぇなぁ…」
で、終わってしまうのがオチです。

そう、人は元々面倒くさがりな生き物なのです。
では、どうするのか?

人が行動するのは、「自分の問題」が起こったときです。
三年寝太郎だって、寝ながら手の届くところに食べ物がなくなって、
起き上がって食べなきゃ死ぬ!となれば、
さすがに起き上がるでしょう。

人は、自分に関係のある問題が起これば動くのです。

だから、憲法の問題だって、
「これは私の問題なんだ!私の今の生活が、明日も続くかどうかの問題なんだ!」
って、気付くことが第一歩だと思うのです。

子育てに一生懸命なお父さん・お母さんなら、
子どもに安全な食品を食べさせ、安全な空気を吸わせて生活したいでしょう。
だから、原発事故の情報が隠されるのは困る!
→知る権利は大事だ!
→権力が勝手に情報を隠せないのは、憲法があるからだ!
→憲法が変わって、情報を隠せるようになったら大変だ!
と、気付くことができるのです。

「仕事仕事で毎日しんどい。ツイッターで愚痴をこぼしたり、写真を投稿したりするのが楽しみ。」という若者なら、
憲法がなかった頃は、自由に物が言えなかったんだなぁ…
→じゃあ、憲法が権力を縛ってくれなくなったらヤバいんじゃね?
→そうか、立憲主義が大事なんだ!
→憲法の縛りをなくそうとする奴が現れたら大変だ!
と、知ることができるのです。

そして、今生きている一人ひとりの中に、
憲法が「自分の問題」じゃない人はいないのです。
子どもがいなくても、ツイッターやFBをしなくても、
憲法のおかげで、安心して生きていられる部分があるはず。

当たり前だとおもっていた明日の自由を守るために、
憲法の中にある「自分の問題」を見つけることから始めましょう。