岸田政権の中心から出てきたLGBTQへの差別発言。
もともとは、同性婚を実現させると「社会が変わってしまう」と岸田
首相が否定的に語ったことが最初だったので、岸田政権全体に差別思想
がしみ通っているという印象はぬぐえません。
自民党は突如、火消しのために、LGBT理解増進法案の国会提出を
目指すことになったようですが、頑として反対する層は変わらない
(変われない)のでは…。
● 自民・西田氏「差別禁止は分断生む」LGBT法案 (産経)
https://www.sankei.com/article/20230207-4FFXB7VLDZNG3OKKYCOGCRD2SE/
<一部引用>
自民党の西田昌司政調会長代理は7日、性的少数者(LGBT)への
理解増進を図る法案に関し「差別の禁止や法的な措置を強化すると、
一見よさそうに見えても人権侵害など逆の問題が出てくる。社会が分断
されないような形で党内議論をしていきたい」と述べた。
<引用終わり>
こういう発言もその氷山の一角だとは思いますが…言ってることが
よく分からないというか。
差別禁止によって「人権侵害など逆の問題が出てくる」??
具体的にどういうことでしょうか。
差別を禁止することによって、たしかに、「差別したい人」は不満を
抱くでしょう。でも、「差別したい人」と「差別を許さない人」との対立
を、「社会の分断」って表現するのっておかしくないですか…?
差別しなければいい、のでは。
LGBT理解増進法案は、かつて、西田議員はじめとする強硬な層が、
「差別は許されない」という理念に反対する、という信じがたい抵抗を
止めず、国会に提出できませんでした。そういう事実は、忘れてはなら
ないことです。岸田首相は、いまだにこういう層に“配慮”するのでしょうか。