2021年1月5日火曜日

五輪は「開催」一択、という政権に感じる危うさ


 緊急事態宣言が今週中にも発令される(そして一日の感染者が

1000人を超しているという)状況下でも、首相は五輪を予定

通り開催すると宣言しています。


● 菅首相「東京オリンピック予定通り開催目指す」 年頭記者会見 (毎日) https://mainichi.jp/articles/20210104/k00/00m/010/073000c


<一部抜粋>

 東京オリンピック・パラリンピックについて、予定通りの開催を

目指す考えを示した。首相は「感染対策を万全なものとし、世界中に

希望と勇気をお届けする。この大会を実現するとの決意のもと、準備

を進める」

<抜粋終わり>


 「世界中に希望と勇気を届ける」といわれても。。。💦

 今、五輪を開催する意味が大いにある!と納得できるだけの言葉と

しては、あまりにも不十分で、その根拠がなにも示されないことは、

この国に住む人間として不安が膨れ上がるばかりです。

 先行き不透明すぎるこの状況下で、兆単位の予算の大規模興行を

「開催する」一択しか考えない姿勢、に、主権者として極めて危うい

ものを感じざるを得ません。変異種の流入をどうやって防ぐというのか?

今後も様々な変異種が出現して猛威を振るう可能性はあるし、ただで

さえ医療現場はマヒしつつあるのです。そういう疑問や不安に一切答え

ずに「開催」するという結論に固執する姿からは、国民の命を最優先に

する気がまったくないことが伝わります。


 それは、もう、国の政治を舵取りする資格がないと言わざるを得ません。