2021年1月29日金曜日

天皇制(皇族)と人権 ホリシン弁護士の解説記事をご紹介✎

 

 皇族の女性の結婚が、マスメディアで騒がれていますね。


 憲法24条は、婚姻の自由を保障していますが、これは彼女には

保障されないのでしょうか??

 あすわか堀新弁護士が、天皇制と人権の関係について、とても分かり

やすい解説をしている記事をご紹介します☆彡

 天皇はそもそも国民なのか?という問いから始まり、天皇とその一族

がまるで人権が保障されていない(けれど国民は気にせずありがたがる)

異様な現実を、主権者の一人として自分はどう考えるのか、深い問いに

行き着きます。


● 皇族に人権はない?

 「眞子さまと小室さん」ご婚約内定から見えてきたこととは (毎日)

https://mainichi.jp/articles/20210126/k00/00m/040/295000c



<一部抜粋>

 民間の女性が、男性皇族と結婚して皇族の一員になるとはどういう

ことか。それは1人の国民として憲法上の基本的人権が全て備わって

いたのに、結婚と同時に、その基本的人権の全部または大部分が剥奪

されることを意味する。

 「極端な話ですが、全女性が人権の放棄を拒否すれば、男性皇族の

結婚相手はいなくなります。つまり天皇制は存続できません。上皇后

美智子さまや雅子さまの結婚時はお祝いムード一色で、重要な問題に

もかかわらず、社会がそこまで突き詰めて考える雰囲気ではありませ

んでした」

<抜粋終わり>


 天皇制を尊ぶ人には特に、自分が願う天皇とその家族の幸福とは

なにか、考えるきっかけになる記事ですね✨

 職業選択の自由、表現の自由、婚姻の自由、信教の自由、参政権…

「人が生まれながらにして持っている」人権がほとんど保障されない

家族。それを時にありがたがって旗を振ったり、時にバッシングした

りする国民。

 婚姻についてのバッシングも含め、国民は自分たちの考えるイメージ

・理想像から離れることを絶対に許しません。自分たちの実生活・

実利とはほぼ無関係にもかかわらず、ある特定の家族をそこまで法的

・社会的にがんじがらめにする、奇妙な…とても奇妙な制度だという

ことを、主権者としては、やはり責任もって自覚しておかねばなり

ません。

 天皇制は、「主権の存する国民の総意に基づいて」成立しているの

ですから。