2019年10月21日月曜日

恩赦 …それほんとうに必要?



 天皇の即位にともない恩赦が実施されるとのこと。

 …ともわなわなくてもよくね? って思いませんか?(-_-;)


● 社説[政令恩赦決定]合理性も説得力もない (沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/486969



<抜粋>

 大日本帝国憲法で天皇の大権事項とされたように、恩赦には、時の
権力者が権限を誇示する手段として使ってきた歴史がある。
 現憲法下では内閣の助言と承認によって行う天皇の国事行為だが、
「時代遅れ」との批判は国民主権の時代に受け入れられないという
声である。
 共同通信社が今月初めに実施した全国電話世論調査で、恩赦への
反対が60・2%に上り、賛成の24・8%を大きく上回った。


<抜粋終わり>


 恩赦を「当然しなければならない」所与のものと扱うことがそもそも
おかしいのですよね。それ、誰が望んでるの?っていう…
 天皇の権威を高めるという意義も民主主義国家には到底ふさわしく
なく、三権分立にも反し、メリットがありません。「あ、恩赦のこと
決めたんで」みたいな事後報告的な発表は、民意を軽視しすぎです。
 今回も、恩赦の対象には公職選挙法違反の人も含まれているので、
(た・と・え)権力の都合いいように利用されていなかったとしても
「利用されてるんじゃない?」感はついてまわります。

 たとえめったに実施されないものであっても、一歩ずつ、しっかり
社会も国会も政府も「ほんとうに必要なのか」から議論することが
大切ではないでしょうか。