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2017年11月24日金曜日
自民党・竹下議員が「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」と発言…(-_-:)
報道によると、自民党の竹下亘総務会長が講演で、宮中晩餐会について
「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)
反対だ。」
と発言したそうです。
●自民・竹下亘氏「宮中晩餐会の同性パートナー出席、反対」(朝日)
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20171123001707.html
反対する理由は「日本国の伝統には合わないと思う」からなのだそう
ですが、性的指向は個性であって、伝統もへったくれもありません。
人種や髪の色を理由に「宮中晩餐会に出るな」と言うのと同じです。
このような、セクシャリティへの無理解と、性的少数者への差別意識は、
憲法に縛られ、憲法の理念への深い理解が求められる国会議員として許さ
れるものではありません。
(ちなみに百歩譲って同性愛が「伝統」の文脈で語られるものであった
としても、いわゆる「男色」「衆道」などを振り返るに、およそ「日本国
の伝統には合わない」とは言えません。要するにどのアングルから見ても
おかしな発言です。)
同性婚を認める国が増え(例えばルクセンブルグの首相は同性婚者)、
性的少数者の権利保障が国際的にもやっと共通の課題として見えてきて
いる今、日本でこんな発言がなされ、なんの責任も問われないようであれば、
日本は「どんだけ人権後進国なんだ」とますます嘲笑の的になるでしょう。
国際協調主義(憲法98条)にも違反します。
竹下議員の発言を自民党はどう追及するでしょうか。
正常な人権感覚があれば厳しい処分が出てしかるべきですが、「寛容に」
不問でしょうか。
「あるべき家族」像や「あるべき女性」像にこだわり続けて憲法24条
の「改正」を狙う政党であることを思うと、あまり期待はできそうにあり
ませんが…