2016年4月15日金曜日

松井久子監督『不思議なクニの憲法』ついに完成!! 上映のご案内



 松井久子監督の最新作『不思議なクニの憲法』が、
ついに完成しました。
 憲法が、政権によって粉々にされるかもしれない、今、
この国に生きる人たちの声を丁寧に拾っています。
当会会員・竪十萌子弁護士も出演しています!


 5月21日から東京の『渋谷シネパレス』で上映開始です。
 http://fushigina.jp/theater


 そして、なんと、明日(16日)、試写会があります☆
日時: 4月16日土曜日14時~

場所: 早稲田大学早稲田キャンパス15号館202

申込不要




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(以下、HPより貼り付け)

 憲法には「私はどう生きるべきか」
                  が書いてある。


 この映画は、憲法論議が政治によって進められるのでなく、
主権者である私たち国民の間に広がることを願ってつくられた
ものです。
 国のかたちをきめる憲法に、誰もが当たり前に関心を持ち、
正しい知識を得、そして理解を深めるために、歴史的事実を
重んじながら
 「意見」よりも日常に根ざした「人びとの声」に耳を傾けます。
 怒りや憎しみから出発する議論は広がっていきません。
 対立よりも冷静な選択を。
 私たち一人ひとりが個として大切にされる自由な社会を守りたい。
 映画にメッセージがあるとすれば、その一点の「希い」のみです。


<映画の内容>
●立憲主義って何?
●歴史に学ぶ(敗戦から日本国憲法の成立まで)
●Peopleを主役に(国民主権)
●侵されてはならぬもの(基本的人権の尊重)
●封建的家族制度からの解放(男女平等)
●進む憲法の空文化(9条・戦争放棄をめぐって)
●戦後の日米外交史
●沖縄は憲法を手にしているか
●未来に向けて―18歳選挙権と若者の政治参加
●そしてあなたは何を選ぶのか?(自民党の改憲案・護憲派の主張・護憲的改憲派からの提案)






 『ユキエ』『折り梅』『レオニー』
『何を怖れる』の松井久子監督が
今だからこそ世に問う、
ドキュメンタリー作品第二弾!


 過去の作品で長年にわたって各地で自主上映会を重ね、
全国にたくさんのサポーターを持つ松井久子監督の、
「憲法の未来は私たちが決める」との呼びかけから
スタートして約一年。
 今回もまた日本中の市民たちから寄せられた募金によって
映画の完成にこぎつけることができました。
 「日本国憲法」を手にして70年。その間当たり前のように
平和を享受してきた私たちに、今こそ国の未来を選択する
時がやってきました。
 経済的には世界三位の大国ながら、アメリカ追随一辺倒で
独立国の主体性について考えてこなかった国家(政治家と
官僚たち)も、権力におもねるばかりの大手メディアも、
そして、無関心をきめ込んでいっこうに動こうとしない国民も、
この日本はすべてが世界でも稀にみるほど不思議な国。
 松井監督は「ちょっとした皮肉をこめて、タイトルを『不思議な
クニの憲法』とした」と言います。
 この映画を観ることで憲法問題が「自分ごと」となり、観客の
手でひろげられていくことを願っています。