最高裁判所の裁判官に就任されたそうですね
その就任会見の際
集団的自衛権の行使容認について
「私自身は非常に難しいと思っている」
と答えたそうです
朝日新聞さんでは
「憲法判断をつかさどる最高裁判事が、判決や決定以外で憲法に関わる政治的課題に言及するのは、極めて異例だ」
と報道されていました
http://headlines.yahoo.co.jp/
また、
菅さん(元総理ではなく官房長官です)は、
「最高裁の判事ですから、公の場で憲法改正の必要性まで言及したことについては、
と述べたそうです
http://headlines.yahoo.co.jp/
これ、考え方はいろいろあるんでしょうけども、
最高裁の方が、憲法問題を語ってはいけないんですかね??
なぜ??
よく言われるのは、最高裁判事が語ると影響が大きいから、ということなのだと思うのですが
その影響って誰に対するどのようなものなんでしょうかね?
下級審の裁判官は、司法の独立が保障されている(と憲法には書いてある)ので、影響を受けるはずがない(はず)ですよね
他方で、国民って、権威のある人が発言した、ということでそれほど影響受けますかね?
このブログで前にも出てきましたが、、
表現の自由が保障されるのは、
色々な立場から書かれた色々な情報や主張に触れて、その中で自分の意見を形づくっていくためのはずです
自分の意見を形成することで自分が成長し、いろんな意見が出ることで社会が発展するから、という見方もできますね
だから、最高裁の方であっても、発言はすべきなんです、本来。
「国民は、最高裁判事の発言に簡単に影響されて、簡単に誘導されてしまうから、最高裁判事は発言を慎まなければならない」
というのは、国民をバカにした発想じゃないかな、って思います
少なくとも私は、いろんな方の意見を広く聞いて、取捨選択して、自分の意見を決めたいと思っています
あと、個人的には、憲法問題すら語れない方に、最高裁判事をやってほしくないですね
「国民が最高裁判事の発言から影響を受けないようにする」っていうのは、「公益」ですかね?
だとしたら、自民党草案では、人権制約の根拠になるんでしょうね・・・・