2013年8月2日金曜日

麻生副総理の発言

フェイスブックでは昨日紹介した話題です。

報道によると、麻生太郎副総理兼財務相は29日夜、都内で講演し、憲法改正をめぐり戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べたそうです。

麻生副総理の発言について、全文を読むことができます。
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html

誰もが「いけいけドンドン」となっているときの「喧騒」では、
大切なことが見えなくなってしまうので確かによくない。

でも、国民みんなが学習して激論をかわす「喧騒」は、
まさに憲法が守られて、みんなが言いたいことを言えている証拠。

静けさが意味するのは、紙芝居でいえば「王様の顔色ばかりうかがって」
つまり、権力の気に入らないことを言ったら不利益があるから、とビクビクして
みんな言いたいことが言えなくなっている、ということかもしれません。

王様を縛る法を、王様が国民を縛る法に変える改憲の前に、
静けさがあるのは必然なのです。
本格的な改憲の前に、憲法の精神を殺してしまえば、そりゃあ静かになりますもの。

私たち「明日の自由を守る若手弁護士の会」は、
これからも、学習と議論を呼ぶ「喧騒」を作り出します。


これからも、一緒に騒ぎましょう。
よろしくお願いいたします。