2019年2月22日金曜日

異様な擁護 「何があっても辞任だけはしない」執念の政権


 安倍首相による、桜田五輪大臣の異様な擁護語録。
  ↓
● 安倍首相「桜田氏が東京五輪招致尽力」発言を訂正 前任と混同 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20190218/k00/00m/010/131000c?inb=ys



 首相は、五輪大臣が五輪憲章を読んでいないことを
「五輪の根本的な理念を知らないとおかしな発言をしてしまうし、
国際社会にマイナスの影響を及ぼす」程度のマイナスとしか評価
しません。

 いまだに五輪憲章すら読まない、というレベルの桜田大臣に
「強い情熱を結果に結び付けてほしい」エールは、一体、事態を
理解しているのだろうか、と激しい不安を残します。
 強い情熱があったら五輪憲章読むでしょう…。


 「五輪大臣が五輪憲章読んでないって、どういうことよ、誰よりも
五輪の意義を理解してこその大臣じゃないの?」という国民の率直な
不安や憤り、あるいは選手が白血病に倒れても開口一番「がっかり」
と述べるような人間性への疑問への、誠意ある回答がまったくない
のです。
 五輪を何だと思っているのだろう、アスリートをなんだと思って
いるのだろう…首相のこんな答弁で、こうした不安や疑問がスッキリ
解消できるはずがありません。


 国をあげての一大イベントをなんとしてでも成功させたい、と
本気で考えているなら、桜田大臣の一連の発言・振舞いを見たら
即座に「彼を責任者にしておくわけにはいかない」と考えるのが
危機管理としても首相としても当たり前のはず。
 その危機を感じ取れない政権に、常識も温かい人間性も、感じ
られないのです。
 彼が五輪大臣に「適任である」と考えた任命責任は、とてつも
なく重いものです。
 
 * ちなみに、その代わりハッキリしてくるのは、首相や閣僚の
「何があっても責任取って辞めることだけはしない」という並々
ならない執念です。
 責任取らなければ在任期間は長くなるので(必然)首相在任
期間が歴代〇位とかで政権の良しあしは測れません。
能力や思想に問題があれば辞める、という常識を取り戻すには
国民が声をあげるしか方法はありません。