2018年10月30日火曜日

立憲主義 結局、突き詰めれば、国民次第


 「立憲主義を取り戻す!」「立憲主義を守れ!」
 そんな市民の怒りが、例えば国会を包囲したり、野党共闘を実現させたり、
いろいろな前進を実らせました。


 立憲主義の回復…結局、最終的には国民一人ひとりがどれだけ主権者だと自覚して
“お任せ民主主義”から脱却できるか、にかかっているように思います。

 忙しいしめんどうだからだれか政治好きな人におまかせ――その積み重ねが「どうせ
憲法無視しても支持率は落ちないし選挙も勝てるし」という暴走する政権を生んでしまい
ました。

 あすわかの紙芝居「王様をしばる法」は、こんな一節で終わります。↓
「生活が貧しくて困っている人、無実の罪で捕まってしまう人。政治をする人たちを批判
したら、自由に行動できないように、こっそり監視されてしまうかもしれません。
 こんなとき、政治をする人たちが憲法を守ってくれるのを待っているだけでは、なにも
変わりません。政治をする人たちが憲法を守るかどうか、私たちが見守っていかなくては
ならないのです。
 そして、もし政治をする人たちが憲法を破ってしまったら、憲法をきちんと守らせるため
に、私たちが声を上げなくてはならないのです。」



 最近、いい新聞記事を「すばらしかった!」と手紙やメールで応援しましたか?
 いい報道番組に手紙やFAXでエールを送りましたか?
 おかしな両論併記の記事に、しっかり批判の声を届けましたか?
 平日でも、一人でも、夜でもできる。そんな「政治のアクション」は、実はけっこう
あります。
 それをコツコツ続けること。それが、確実に一人ひとりの主権者力をアップさせて、
長い目で見れば、この国の「立憲主義」の回復につながるんですね!