2015年4月23日木曜日

「例外なき事前承認」あぁ安心…なわけがないっ!そもそも憲法違反でしょ


 
 自衛隊を海外派遣する際にいちいち特別立法を作らずに
派遣できるような法整備にしたーーいという政府の下、いわゆる
「恒久法」の準備が進められている中、自民党と公明党は、
政府が自衛隊を派遣する際には「例外なく国会の事前承認が
必要」というルールにしよう、と合意したんだそうです。

 (読売新聞の報道はこちら↓ 自衛隊派遣「例外なき事前承認」合意…与党協議)
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150421-OYT1T50066.html


 そして、この合意について、公明党の山口代表はこんな感じで
胸を張ります。
 (NHKの報道↓ 山口代表 例外なき事前承認「画期的」)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150422/k10010056731000.html

 (一部抜粋)焦点となっていた外国軍隊への後方支援のための
新たな恒久法、『国際平和支援法』で自衛隊を派遣する際の
国会承認の在り方について「例外なく国会の事前承認が必要と
したことは、かなり画期的な内容だ」と評価しました。
 


…(-_-)。

 皆さん、この報道を聞いて、どんな感覚をお持ちですか?
 例外なく国会の承認が義務づけられたんだね、あぁそれなら安心だ!
…って思いましたか?
 MASAKA!

 まさか、ですよね。


 いろんな意味での「まさか!」があります。
 まず、「例外無い」といったって、恒久法においては例外がない、だけです。
政府が法整備しようとしているのは恒久法だけでなく、集団的自衛権の行使
を具体化するための、武力攻撃事態法の改正と周辺事態法の改正もあり
ます。この2つについては緊急時には国会の事後承認で足りる(政府の一存
で自衛隊を派遣できる)、ってことで合意したのです。国会の承認なくして、
政府の一存で他国間の戦争に参戦できるわけです。

 それのどこが「画期的」なのでしょう?


 それに、自衛隊を戦闘地域に派遣する(かなり高い確率で戦争に巻き
込まれるでしょう)ことについて、国会の事前承認が必要だなんて、
当ったり前の話です。
 さらに問題の本質を言えば、よしんば事前の承認を得たところで、
自衛隊を戦闘地域に派遣して武力と一体化したような後方支援に
あたらせること自体が、憲法に違反してませんか、というところが
問題なのです。その「恒久法」では、自衛隊が行けるのは非戦闘
地域だけ、という限定が取っ払われます。戦闘地域に自衛隊が行く
のです。「日本が攻撃されて国民の生命が危機に瀕した時に最低限
の防衛をするため」に設けられた自衛隊が、です。


 自民党と公明党の合意が、どこから見ても「画期的」ではないこと。
 国会の事前承認があるんだからもう安心、などという些末な議論
で決着がつく話ではないこと。 重要なのは、そもそも憲法に違反
してるんじゃないの、ということ。
 そこんとこ、国民の皆さんはよぉぉぉく知っておかなければなりません。
 

 (東京新聞の報道はこちら↓ 「例外なく事前承認」は一部 国際
貢献の他国軍支援のみ)
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015042290070836.html   


 こういう、そもそも憲法違反なんだけど、という問題の本質を
どこかにおいやって、ゼッタイ事前承認が必要だから安心してー、
という議論の持って行き方、なんだかゴマカされてる気がします。


 安保法制、分かりづらいですよね!
 わざと分かりづらくしてるんじゃないの…?と勘ぐりつつ、
あすわかも、少しずつですが、わかりやすく解説していきますので、
乞うご期待☆