2013年6月8日土曜日

YOSAKOIソーラン祭から憲法を考える

いま、札幌では、
YOSAKOIソーラン祭りが開催されています
このお祭り、道内はもちろん、道外あるいは海外からも観光客が訪れる
いまや、さっぽろ雪まつりに並ぶとも言われる、札幌の大規模イベントです。

私の大学時代の友人も、このお祭りに参加していましたし
私自身も何度も観に行ったことがあります。

今日は、とっても晴れ渡っていたので、気持ちよく(暑すぎたかも)踊れたんじゃないでしょうか?

さて
この踊るという行為、憲法では、どういった権利によって、保護されうるんでしょうかね?

おそらく、表現の自由なんでしょうね。
踊ることで自分を表現する、自分の自己実現を図ることができますし
また、ダンスが権力者に対する抵抗を意味していた、なんて指摘もきいたことがありますし

自分を示し、他者ともコミュニケーションをとれる、まさに表現の一種といえそうです。

では、
あるとき突然、踊ってはいけない、
と国から言われたらどう思うでしょうか?

そんなことありえないよ!と思われるかもしれませんが
いま、日本では、
ダンス規制が行われているんですよね。
正確には、時間と場所を制限しているのですが
(詳細は、http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013051802000127.html
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY201305170123.html?ref=recaをご参照ください)

私はこの問題については、まったくの素人ですが
ダンスという表現行為(の一部)が、
「善良の風俗と清浄な風俗環境の保持、少年の健全な育成」という目的で制限されている、という点が非常に気になりました。

なんでかというと、
自民党草案では
「公益及び公の秩序を害することを目的とした」表現行為が禁止されるからです(草案21条)

「善良な風俗・・・」って「公益」や「公の秩序」に該当するんでしょうね、きっと。
そうすると、
自民党草案だと、今回のようなダンス規制は、ごく当然ってことになるんでしょうかね。

でも、
自民党の議員さんの中にもダンス好きな方、いらっしゃいましたよね?
う~ん、分かりません。


YOSAKOIソーラン祭りについても
騒音がひどいから公益に反する
なんて理由で、中止になってしまうこともあるのかな
だとしたら、札幌は経済的に困るなぁ
と思った、札幌市民でした。