衆院を通過して、参議院へまわった入管法改正案。
国際法上のルールにも違反する、非人道的な法案は廃案しかありません。
なぜこのような法案を、ためらいもなく成立させようとしているのか、
差別的・排外的な入管行政を続ける法務省や与党の感覚は理解に苦しみます。
そんな入管や与党議員の、無理解さが伝わってくる記事をご紹介します。
● ネット騒然、自民・宮崎議員がTBS番組で難民への偏見発言
―東京新聞・望月記者も「不勉強すぎる」と批判(志葉玲)
法務委員会筆頭理事の宮崎議員も入管も、「日本の難民認定率が低い
は、難民が発生する地域と近接していないから」と主張しますが、そんな
日本と同じく海で隔てられ紛争地から遠い米、英、豪、カナダの難民
認定率は、日本を大幅に上回ります。様々なデータが示されて事実誤認
だと指摘されても、入管は同じ答弁を繰り返すだけ。
あまりにも不誠実です。
筆頭理事すら正確な知識も持たない上京で、粗雑な法改正を進める政府
や与党を、支持できますか?
正しい前提知識・情報も整理しないまま、法律を作ってしまう国で、
いいのでしょうか。