沖縄弁護士会の「重大な法的問題がある国葬の実施に反対する会長声明」をご紹介します。ぜひお読みになってみてください。
沖縄弁護士会
重大な法的問題がある国葬の実施に反対する会長声明
https://okiben.org/resolution/12678/
「国会の決議もなく、閣議決定のみに基づいて本国葬を実施することは、
権力分立、法治主義の観点から、法的根拠の点で重大な問題があるという
べきである。」
「閣議決定により本国葬の実施と多額の費用の支出を決めたことは、
国民の重大な関心事である財政について国会の民主的コントロールを
求めている財政民主主義(憲法第83条)の観点から問題というべきで
ある。」
「国葬はその性格上国民の服喪を想定している。…本国葬は、国民に
対し、事実上弔意を強制することにもなりかねず、本国葬を望まない者
の思想良心の自由(憲法第19条)との関係で問題というべきである。」
政府・与党からは何の反論も出てこず、民意はただ無視するという
不誠実すぎる姿勢を変えません。
「ものいう市民への敵視」すなわち民主主義への敵意は、安倍政権から
ずっと一貫しています。