国連の女性差別撤廃委員会から日本政府へ、数々の勧告が出されて
話題になりました。
謙虚に受け止めて今後の政治に活かさねばならないところ、なぜか
「内政干渉だ」などと反発の声が大きく聞こえます。一人でも多くの
市民(と政治家)に、条約に参加していることの意味や勧告の意味など
理解が広がるよう願ってやみません。
少し前の記事ですが、国内外で活躍する藤田早苗先生のインタビュー
記事がありましたので紹介します。
● 夫婦別姓導入へ4度勧告「恥ずべきだ」
国連委と建設的対話欠く日本 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20241120/k00/00m/040/142000c
<一部引用>
(4度目の、選択的夫婦別姓の導入の勧告について)
国連の各委員会では、前回の審査から何が進歩したのかに注目します。
しかし、日本政府は「国民の間で議論がある」として、従来通りの主張を
変えていません。4回も同様の勧告を受けるのは恥ずかしいことです。
世界中で夫婦別姓を選べないのは日本だけです。各種の世論調査でも
選択的夫婦別姓に6~7割が賛成し、経済界の一部からも要請が上がって
います。「家族の絆が崩れる」などの主張がありますが、同姓か別姓か
どうかと家族の一体性とは無関係ではないでしょうか。家族をとても大事
にする英国の友人に「日本では夫婦別姓が認められない」と話すと言葉を
失っていました。
<引用終わり>