【差別発言続ける議員 私たち主権者の意識も問われます】
国会議員は憲法尊重擁護義務を負います。誰よりも憲法の理念に共鳴し、憲法に書かれた人権保障・民主主義・平和を実現しようと邁進する使命を負っています。それなのに率先して人権を軽視し差別発言を繰り返す議員が一定数存在する…という残念すぎる現実があります。
しかしそれは、「人権を軽視するような議員は許されない」という厳しい目で政治家・政党・政府を監視し、きちんと批判したり、投票行動で示したりできていない、私たち主権者のせいでもあります。ブーメランですね。差別を止めない議員などいてはいけないんだ、という怒りを、しつこく忘れずに、きっちり行動で示しましょう。
● 杉田水脈氏「私は差別をしていない」新たな動画が波紋
かばう岸田首相 差別発言は法的に止められないの? (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287704
<一部引用>
差別に甘い姿勢は岸田首相も同じだ。10月31日の参院予算委員会で
一連の問題を問われたが、「本人は謝罪をし、(投稿を)取り消した。
今後も説明責任をしっかり果たしてもらいたい」とかばった。そして
「アイヌであることを理由に差別するなどということはあってはならない」
と従来通りに一般論を繰り返した。
<引用終わり>
岸田首相も、上記のとおり結局「不問に付す」のと同じで、いかに差別
というものを軽く見ているかが分かります。上村英明名誉教授の「各地に
法務局はあるが、差別を認定するだけで止める制度になっていない。
人権救済を目的とした、裁判所とは別の独立した国内人権機関をつくるべき
だ。国連から勧告も受けている」というご指摘も、政府は真摯に受け止める
べきです。