2016年7月17日日曜日

「憲法なにそれ?」という方まだまだ多め まずは知ってみましょう!



 先日投開票のあった参院選を振り返って、京都新聞がアンケート
調査を発表しました。とても興味深いです。




 国会発議「急ぐべきでない」半数 憲法改正テーマに緊急調査
 http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160711000160




 有権者100人に聞きました!
 改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2以上の議席を占めたことについて
  「よくない」…38人
  「よかった」…22人
  「どちらともいえない」…40人
 憲法改正の国会発議について
  「急ぐべきではない」…半数近く
 自民の改憲草案に「目を通したことがない」…75%




 などなど、ぜひ詳細は記事をご覧になって頂ければと思います。
 やはり、今回の選挙で最大にして唯一の争点であったはずの
「憲法改正」というテーマが、有権者から隠されてしまっていたことが
よく分かります。
 分かってる人は分かってたけど、ほとんどの人は知る機会が
なかった…そんなところでしょうか。


 まだまだ憲法への関心が高まっていないことの証として、
有権者の75%が「自民の改憲草案に目を通したことがない」という
結果が出ています。
 そして…とっても問題なのが、改憲勢力3分の2を「よかった」と
評価する22人に絞って見てみてると、なんと82%が、「自民党の
改憲草案に目を通したことがない」、という結果です。


 つまり(言うまでも無いことですが)、改憲は「ぜひ」とか「いいん
じゃない」と考えている人の8割が、自民党がどのような改憲草案を
提案しているか知らずに、そう考えている、ということです。




 この状態のまま、安倍政権やその応援勢力が「今こそ自主憲法を!」
なんて言って改憲に突っ走ったら、どうなるか、簡単に想像できます。
ほとんどの方が、「よく分かんないけどいいんじゃない?」という感覚で
多くの人が賛成してしまうのではないでしょうか。
 そうなったら、まるでイギリスのEU離脱を問う国民投票と同じです。
結果が出てから、「で、憲法改正ってどういうことなんだっけ」と思っても、
もう遅いのです。




 私たちの平穏な生活の土台になっている憲法を、どう変えるのか。
決して、雰囲気や勘に流されること無く、まずは知って下さい。
憲法とは何なのか、日本国憲法には何が書かれているのか、自民党
の改憲草案には何が書かれているのか。
 あすわかやあすわかメンバーは、けっこうたくさん、本を書いてます。




 ●「憲法カフェへようこそ~意外と楽しく学べるイマドキの改憲~」
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033437252&Action_id=121&Sza_id=C0




●「檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし 」
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033460004&Action_id=121&Sza_id=GG 




●「だけじゃない憲法 おはようからおやすみまで暮らしを見つめる最高法規」
http://saruebooks.com/item/book_02.html




 日本が軍国主義・全体主義の暴走の果てに戦争に負けた夏から
71年経ちます。夏は戦争関係の行事が続きますので、ぜひ、これを
機会に憲法と向き合ってみて下さい。


 憲法カフェにも参加してくださいね!


 なんなら憲法カフェを企画してください。
カフェのオーナーさんたちから立て続けに「うちの店で開催したい」という
ご依頼があり、とても嬉しく思っております♫