8月12日(日) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in八幡☆


 「檻の中のライオン」in八幡☆


日時: 2018年8月12日(日)
  13:30~16:00


会場: 八幡市文化センター3F 第3会議室


資料代200円(檻ライクリアファイル付き)


申し込み不要(定員80名)


主催・お問い合わせ:「檻ライ実行委員会やわた」
     080-6155-3798(薗村)

8月11日(土) 楾大樹弁護士の憲法カフェ「檻の中のライオン」in京都


 


日時: 2018年8月11日(土)
  13:30~16:00


会場: 京都府立総合社会福祉会館 ハートピア京都 (京都市中京区竹屋町通烏丸東入清水町375)


参加費: 1,200円(檻ライクリアフィル付き)
  高校生以下無料


先着120名

お申込み→https://form.os7.biz/f/c38ec925/

主催:かもがわ出版

問い合わせ:075-432-2934
  (かもがわ出版編集部 皆川)

知憲の夏! 憲法と出会えるエンタメ作品をご紹介!(^^)!①「万引き家族」



 バカンスのシーズンですね!
 すさまじい暑さですね…(*_*;) 屋外で夏を楽しむにはしんどいので、
涼しい屋内で映画・ドラマなどで気分転換はいかがでしょう?
 楽しむついでに憲法を体験できちゃうお得なエンタメ作品をご紹介
します☆彡
 ユルっと憲法的なテーマに思いを巡らせられる作品から、真正面から
憲法に向き合える作品まで、ランダムにいろいろ紹介していきますね!


 <映画「万引き家族」>
 先だって、カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を獲得した
是枝裕和監督の最新作。
 簡単に職を失い、食べ物や生活雑貨を「万引き」でしのぐ家族が描か
れています。
 これを観て「うそでしょ、こんな貧乏な家あるわけないでしょ」と
思う方がいらっしゃるかもしれません。
 でも弁護士にとっては、貧困はある意味当たり前です。貧困ゆえ犯罪
に手を染める大人や子ども、虐待で孤立する子ども…間違いなく、これは
日本の現実社会の一端を描いています。
 貧困は決して子どものせいではありませんし、大人だって労働者の人権
がしっかり保障されていれば、こんな簡単に職を失うこともないでしょう。
虐待する側の親にも、心理的なケアや生活支援が必要です(親子が社会と
アクセスできず孤立すると、容易に虐待が起こりうることは、育児経験者
ならだれでも感覚的に分かるはずです)。決して「自己責任」で片づけら
れる話ではないのです。
 憲法は25条で「健康で文化的な最低限度の生活」、つまり尊厳ある
人間らしい生活を国民に保障しています。現実の政治が憲法に追いつけて
いないことを、改めて思い起こさせます。


 また、「家族」ってなんだろう、と考える題材としてもおすすめです。
 家族は是枝作品の昔からのテーマですが、例えば「血縁」があれば
間違いなく家族なんだろうか、という問いを念頭に、ご覧いただくといい
かもしれません。
 血のつながりがなくても家族は作れる、と、ここに登場する「母親」
は、少なくとも途中までは信じています。愛情と血縁、それともお金…?
 こういう極端な例はともかく、親や親せきとの関係に悩むことってあり
ませんか?血がつながってるから縁を切るわけにはいかないけど、ぜんぜ
ん気が合わない(できれば付き合いたくない)、みたいな。
 他方で養子や里親などの縁で、強い愛情で結ばれて幸せな家族もまた、
あります。
 憲法24条は、家族それぞれに、幸せの形があることを宣言してくれて
います。家族にとって大事なものはなんなのか、それもまた、家族ごとに
違うでしょう。
 観る人の「家族」観が問われる作品です。

女性差別が「必要悪」!?


 東京医大が大学受験時に女性受験生の点数を一律に減点していた件、
大学側は「必要悪だ」と弁解をしているとのこと。


●離職の恐れで女性医師敬遠、関係者「必要悪だ」 (読売)
 https://www.yomiuri.co.jp/national/20180801-OYT1T50132.html…


「同大出身の女性医師が結婚や出産で離職すれば、系列病院の医師が不足する恐れが
あることが背景にあったとされる。」
 「いわば必要悪。」

 いえ、離職しなくて済む(いつでも復帰しやすい)制度を設計すればいいのです。
 
 理由になっていません。
 
 詭弁だとメディアも指摘すべきです。

大学が点数を操作して女子受験生を排除…


●東京医大、女子受験生を一律減点…合格者数抑制 (読売)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00050116-yom-soci


 なぜ女子だけ一律に減点するのでしょうか…と尋ねることもしらじらしい。


 こんなあからさまな性差別が、よりによって大学入試という極めて
公平公正が求められる場で実施されていたとは。というか、実施できて
しまうところに愕然とします。

 「我々の大学に女子は不要」ですか?
 「女に学問は不要」ですか?

 どんなに優秀な回答をしても、「女だから」という理由で追い払われる
ことがありうる…女性にとって、どんなに心がえぐられることか。

 すべての女性、とりわけ真摯に医学(学問)を志す女性の尊厳を傷つける、
野蛮な行為です。

 大学の人権意識を疑います。

「憲法教という新興宗教」という稲田議員の揶揄


 稲田朋美議員のツイートが“炎上”しました。
 問題となったツイートはこれです↓
 「支部長は大先輩の内野経一郎弁護士。法曹界に
ありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理
を応援してくださっていることに感謝!」


●<稲田元防衛相>“憲法教”ツイートを削除 「誤解招く」 (毎日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00000055-mai-pol


 人権・自由・平和・民主主義…これらを重んじることを揶揄・罵倒する人が弁護士
であり国会議員である事実は、あまりにも重いです。
 このツイートについて「憲法を否定するつもりは全くない」という本人の弁明は、
まったく理屈が立ちません。憲法を否定する人にしか、できないツイートをしたという
ことです。
 憲法尊重擁護義務を負う国会議員として失格としかいいようがありません。 
 こういう発言についてなんら処分もしない自民党の見識が疑われます。

同性婚・夫婦別姓は「趣味みたいなもの」!?


 自民党の谷川とむ衆議院議員が、インターネットTVの番組において、
同性婚屋夫婦別姓を「趣味みたいなもの」と言い、法制化に反対しました。


●自民・谷川とむ議員「同性婚や夫婦別姓は趣味みたいなもの」
                                                                                             (Ameba TIMES)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00010003-abema-pol


 「同性婚や夫婦別姓といった多様性を認めないわけ
ではないんですけど、それを別に法律化する必要は
ないと思っているんですね。趣味みたいなもので」


 「マイノリティの人たちを救いたい気持ちもあるが、
すべての国民から税金をいただいてますから、“マイノ
リティの人たちが、マイノリティの人たちが“と枠を
拡げてしまうことを認めたくない国民がいれば、基本
的に裏付けをしないと。
 政策として実現するために必要な国民の理解を得る
ためにはもう少し議論が必要だと思いますし…」


 すさまじい発言です。
 マジョリティの「お許し」がなければマイノリティの尊厳を守るわけには
いかない、という発想です。どんな少数者の尊厳や自由も侵害してはならない
という憲法の基礎がない方のようです。

 同性愛を、単なる「趣味」と。
 夫婦別姓を望むことも、単なる「趣味」と。
 尊厳やアイデンティティの危機を訴える声に真摯に向き合おうという気が
一切ないことが分かります。
 杉田水脈議員といい、谷川議員といい、自民党には人権という概念への憎悪
すら感じる議員が多すぎます。
 だからこそ2012年にあのような改憲草案が出せるのだ、ともいえるわけ
ですが、それにしても日本国憲法への挑戦的な態度は、あまりにも度が過ぎて
いると感じます。
 こういう姿勢の議員を処分することも、発言に気を留めることもない自民党という与党の見識を疑わずにはいられません。

Search

Archive