日が経ってしまいましたが、9月1日には関東大震災後にデマに
よって虐殺された朝鮮人らを追悼する式典が開催されました。
都知事の追悼文の送付という慣習を、小池百合子都知事は9年間断ち
切ったままです。差別が生んだ虐殺の歴史から目を背ける態度は不誠実で、
差別に対する問題意識の低さをうかがわせます。
● 関東大震災の朝鮮人虐殺から102年
「真摯に向き合い、排外主義に立ち向かおう」 追悼式典続ける責務訴え (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/432574
<一部引用>
1973年に公園内に建てられた追悼碑の前には、数百人の市民が集った。
実行委員会の宮川泰彦委員長は、朝鮮人や中国人らは「自然災害ではなく
人の手で虐殺された。弔い方も当然違う」と強調。「悲惨な過ちから目を
背けず、式典を続けることが私たちの責務だ」と話した。市民団体の関係
者や政治家ら5人が追悼の辞を述べ、歌手の加藤登紀子さんらもメッセージ
を寄せた。
<引用終わり>
関東大震災が起きた1923年当時、朝鮮人は「不逞鮮人」と蔑称で呼ばれ、
朝鮮人や中国人への差別は日常に染み渡っていました。差別が野放しに
された社会は、マイノリティの命を奪います。二度と繰り返さないために
は、繰り返し学び続けるしかありません。
これもまた「不断の努力」(憲法12条)です。
#ヘイト
#人権
#差別