性行為から72時間以内に服用することで妊娠を8割程度防ぐとされる
緊急避妊薬。時間との勝負なわけですが、現在、国内では医師の処方箋
が必要です。
8月末、ついに厚生労働省の薬事審議会において緊急避妊薬の
スイッチOTC化(医師の処方箋なしに薬局等で購入できる)の方針が
了承されました。。。!
望まぬ妊娠を確実に安心安全な方法で回避できるかどうかは、
女性の心身と人生を大きく影響し、その選択の保障は自己決定権の
保障に直結します。
● 「なぜこんなに時間が…」 緊急避妊薬の市販化まで9年 その背景は (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20250829/k00/00m/040/274000c
<一部引用>
産婦人科医の重見大介さんは、自分の体や性・生殖について、
誰もが十分な情報を得られ、自分で決められる「性と生殖に関する
健康と権利」の重要性が近年、国内の学会などでも取り上げられ、
認識が広がってきたことを明かす。「市販化は大切で大きな一歩だ」
と語る。
市販化を求めてきた市民団体共同代表の染矢明日香さんは「長く
当事者不在のまま『女性を守る』という名の下で議論が進み、管理され、
そこから外れた人たちがリスクを負ってきた」と語る。
<引用終わり>
女性の自己決定権、とりわけ「性と生殖に関する健康と権利
(リプロダクティブヘルス&ライツ)」を保障する上で、大きな前進です。
日本におけるリプロの保障は、他にも例えば人工妊娠中絶がいまだに
「原則として犯罪(堕胎罪)」にあたったり、WHOが推奨する服薬に
よる中絶がなかなか広がっていなかったり、十分に保障されているとは
いえない状況です。問題を放置しない政治を求めます。
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