先週、岸田首相が欧米各国を訪問して、敵基地攻撃能力(反撃能力)の
保有を決定したことなどをアピールしてきたわけですが…
バイデン大統領との会談では「覇権主義的な行動を強める中国への対応
などで日米の安全保障戦略が同じ立場をとることを確認し、日米同盟を
より深化させる方針で一致した」、とのこと。
● 日米首脳会談、同盟の深化方針で一致 岸田首相は敵基地攻撃能力
保有などを説明、バイデン氏は防衛力強化を歓迎 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/225268
<一部引用>
岸田文雄首相は13日のバイデン米大統領との首脳会談で、敵基地
攻撃能力(反撃能力)保有や防衛費の大幅増を含む防衛力の抜本的な
強化方針を伝えた。今後、日米共同での相手国領域への攻撃など
「実戦」段階の具体的協議に入る。集団的自衛権の行使容認など安倍
政権から進んできた日米の軍事一体化が極まった形だ。周辺国との
緊張の高まりに軍事力で対抗する姿勢一辺倒で、平和的な外交を通して
危機を乗り越える議論は見えない。
<引用終わり>
改めて、「米国の戦争に、日本が自ら巻き込まれにいく」とてつ
もない決断だといわざるを得ません。
米中が戦争状態になれば、当然のことですが中国から在日米軍基地
への攻撃が予想され、私たち市民の犠牲は避けられません。
「抑止力」=威嚇です。それは関係悪化しか導きません。
軍拡しかない、という前提がまずおかしいのではないでしょうか。
(憲法尊重擁護義務を負っているのだから)全力で戦争を回避する
外交の展開を望みます。