日本維新の会の松井代表が、来夏の参院選までに憲法改正原案を
まとめて国会で改憲の発議をし、国民投票を参院選の投票と同じ日
に実施するべきだとの考えを示しました…。
● 憲法改正の国民投票「来夏の参院選と同日実施を」
維新・松井代表 (朝日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a36cf5433bddbcaadbe4f5da2e368938e0875726
主権者国民が「何よりもまず改憲を」と切望して国会を突き上げ
た、という光景がどこにあるのでしょう。。。憲法尊重擁護義務を
負う議員が民意そっちのけで改憲を前のめりで進めようとする姿は、
自民党と何も変わらず、立憲主義を理解しているとは到底思えません。
「維新は、教育無償化や統治機構改革、憲法裁判所の設置に向け、
憲法を改正するべきだと主張している。」と記事には書かれています。
たしかに日本維新の会のホームページにはそう書かれていますが、
改憲を大々的にアピールしたような光景は選挙期間中に見受けられ
ませんでした(改憲の主張が議席増に結び付いた、というような分析
もない)。その改憲案は、別に自民党や公明党と一致するわけでも
ありません。具体的なテーマも挙げずに「来夏」などとあまりにも
短い期間設定までするなんて、あまりにも乱暴すぎる主張です。
まったく争点になっていなかったものを持ち出して「国民の信頼を
得た」かのように言われても、主権者としては戸惑うばかりです。
まずは、憲法に忠実な政治で、憲法から乖離して疲弊したこの社会
を建て直してください。