文化の日につぶやいたことを、FBで発信しそびれておりました💧。
11月3日は、日本国憲法が帝国議会の議決を経て、公布された日です。
たかが75年、されど75年。
「日本国憲法が一度も改正されたことがない」ことをディスる声って
、ありますね。
とてもおかしな主張で、「一度も憲法改正をしたことがない」という
事実は、その憲法が「古くさい・時代に合わない」ことを意味しません。
無関係です。
国ごとに「憲法の完成度」や「体制の転換」など、憲法改正の事情は
さまざまです。
世界最古の成文憲法であるアメリカ合衆国憲法は、最初に制定された
ものに次々に修正条項を足していく形で改正されてきました。信教の自由
や表現の自由、武器保有権💦、、、女性参政権も。
ドイツも憲法改正が多い国ですが、ドイツは東西に分かれていた時代を
経て統一された事情による改正が少なからずありました。法律レベルで
決める事柄を憲法に定める特殊なスタイルもあり、あえて憲法に書く改正
が多いという事情もあります。
そんなわけで、ほんとに憲法改正の事情は国によってさまざまで、回数
だけ比較することには何の意味もありません。
国民が必要だと感じれば改正する、不要なら改正しない、それだけの
ことです。
一度も改正されていないという事実は、良いとか悪いとかいうものでは
ありません。それをわざわざディスるのは、つまりただ現行憲法にマイナ
スイメージを持たせる目的の言説なので、惑わされないことが肝要です👍