2019年3月22日金曜日

秋田弁護士会「新屋演習場へのイージス・アショア配備に反対する会長声明」


 沖縄の基地問題と同じで、秋田のことも「ひとごと」と決して思わないで
ください。
 ぜひ、自分の住む自治体で、これが起きていたら、と想像しながらお読み
ください。



 <一部抜粋>
「イージス・アショアは,弾道ミサイルを探知するため,24時間レーダーが
運用されることが想定されているが,その電磁波により,秋田空港離発着の
航空機やドクターヘリの飛行,防災無線やテレビの受信などに支障が生じる
恐れがある。…また,電磁波による付近住民の健康被害も強く懸念される。
 さらに,イージス・アショアに搭載される迎撃用ミサイルSM-3ブロック
ⅡAは…同ミサイルが垂直に近い形で打ち上げられることから,1段目ブース
ターは発射地点近傍に落下する可能性が高い。
 このように,イージス・アショアを新屋演習場に設置することは,住民の
日常生活,安全,防災そして健康被害の発生の危険性を高めるものであり,
周辺住民はブースターの落下の危険性にもさらされることになる。
 加えて,イージス・アショアは,開戦時には敵国からの第一攻撃目標とされ,
平時においても破壊活動の対象となる危険が高い。」

「イージス・アショアの国内配備は,専守防衛の範囲を超えるものとして憲法
9条が禁止する戦力に該当する可能性が高く,戦争を放棄した憲法の平和主義
にも反するものである。」