2019年3月2日土曜日

「一度も改憲したことない」を問題視するのって、いいかげん「理由になってない」と気づいてほしい


自民党憲法改正推進本部が、改憲4項目を宣伝するチラシを作成したそうです。
https://www.jimin.jp/news/activities/139080.html

 ゆっくり読ませて頂こうと思います。
 まず、オモテ面に、憲法改正の回数の比較表。



 日本はゼロ。
 え… まだ「改憲したことないなんておかしい」という言い方で憲法改正を
訴えてるのですか。衝撃。


 いうまでもないことですが、
 「一度も憲法改正をしたことがない」という事実は、その憲法が
「古くさい・時代に合わない」ことは意味しません。
 それって、無関係です。

 だって、国ごとに「憲法の完成度」や「体制の転換」など、事情はさまざま
ですから。
 アメリカの人権条項は不十分なものからスタートしましたし、ドイツなんて
東西統一とか国家の枠組みに関する大きな出来事がありましたし、そりゃ改憲
も必要ですよね、という話。

 国民が必要だと感じれば改正する、不要なら改正しない、それだけのことです。

 回数だけ見て、「回数が多ければ多いほどいい」なんて、あまりにも短絡的
ですね。

 こういう言説に思わず流されてしまう人が一人でも少なくなるよう、あすわか
も発信を地道にがんばります(前向きなまとめ方)。