現在の衆議院の議員定数を、465議席から「1割削減を目標」として、
議論しても1年以内に結論を出せない場合には自動的に(!)45議席
削減するという法案が、自民党と日本維新の会によって提出されました。
読売新聞の「こんな乱暴な法案を、政権を担っている与党が提出するとは。
見識を疑いたくなる。」という批判が的を射ています。結論が出なくても
自動的に削減、というやり方は、国会の軽視であり民主主義を愚弄しています。
● 衆院定数削減 憲政の常道に反する暴論だ (読売)
<一部引用>
選挙制度のあり方は民主主義の土俵である。定数も含め、与野党の
幅広い合意を得て決めるべきものだ。そうした手続きを軽んじれば、
立法府の権威を貶めることになりかねない。
(中略)
法案について、自民内からは「乱暴すぎる」といった反対意見が出て
いた。それでも法案提出に踏み切ったのは、維新の連立離脱を避ける
狙いからだろう。法案の内容に問題があることを分かっていながら、
連立維持を優先するとは自民もふがいない。多党化時代を迎え、
比較第1党の自民が、小政党の要求をのまなければならない場面は今後も
出てくるはずだ。だが、多数の民意を反映しているとは言えない小政党が
極端な主張を唱え、大政党を振り回し、民主主義の根幹にかかわるような
重要課題の行方を左右するのは、憲政の常道に反する。
<引用終わり>
権力(連立)を維持するために、民主主義を軽んじた乱暴な法案でも
まぁいいか、とした自民党への鋭い批判です。政治の舵取りを任せるべきは、
民主主義を優先する政党か、自らの権力欲を優先する政党か――私たち
一人ひとりが選択を迫られています。
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