「政治とカネ」を許さないぞ、という追及に政府がどう応えるのか…
という局面で、いきなりすり替わって現れた「議員定数削減」。
…え??って感じですよね
ソレジャナイ感。

日本の国会議員定数は、すでに諸外国と比較して少なく、むしろ「足りない」と
いっていいレベルです。
多種多様な国民の声を国会に反映させるためには多種多様な国会議員が必要で、
議員の数が減れば、国会の解像度は下がり、「大きい声」以外の声が国会に届かなく
なります。国民主権・民主主義の根幹が傷つきます。
無能な議員が多いから議員定数を減らせ、という意見がありますが、要らない
のはあくまでも「無能な議員」であり、必要なアクションは「有能な議員を選ぶこと」
「有能な議員を選ぶ目を主権者自身が養うこと」です。
どんなに議員定数を減らしても、また無能な議員を当選させてしまっては無意味です。