安倍政権下で、放送法4条について、報道の自由をとても狭める
解釈変更がなされました。
この経緯が、小西洋之議員の公表した総務省の内部文書に記されて
いたわけですが、磯崎陽輔首相補佐官(当時)の粗暴な…恫喝かの
ような発言が生々しく記載されているので、ぜひ一度ご覧になって
みてください。
<小西議員が公表した、総務省の内部文書>
https://www.soumu.go.jp/main_content/000866745.pdf
● 高市早苗氏は総務省の内部文書を「捏造」と断言 その根拠は?
立証責任は追及側にあるのか? (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/235193
この文書には、高市早苗総務大臣(当時)へ説明(レク)が行われた
様子や、高市大臣が安倍首相(当時)に電話をして解釈変更に賛成する
旨の言質をとっている様子まで記録されています。これを高市氏は根拠
なく「ねつ造」と一蹴し、総務大臣が行政文書であることを認めると
論点をずらして「不正確だ」としてレクや電話の事実を否定しました…。
行政文書を根拠なく安易に「ねつ造だ」と一蹴することは、つまり
「日本の行政文書はよくねつ造されることがある」かのような前提が
あるかのようで、行政全体への信用を毀損する行為です。
当時の大臣は他でもない高市氏本人なので、「自分の管理監督は
ずさんで、自分の部下たちはよく行政文書をねつ造するような官僚だった」
と言っているに等しく、にわかに信じがたい感覚です。
記事中の「捏造文書と言うなら、小西氏ではなく、自ら真実を明らか
にする義務がある。国会答弁に対する責任感がなく、議会軽視にほか
ならない」という山崎望教授の批判に、うなづくばかりです。