2024年7月4日木曜日

強制不妊手術は人権侵害 最高裁で旧優生保護法下の被害者に賠償命令!

 

 旧優生保護法の下での強制的な不妊手術。障害者らが国に賠償を

求めた訴訟の上告審で、最高裁大法廷は同法を「違憲」とし、国に

賠償を命じる判決を言い渡しました!


● 旧優生保護法は違憲 強制不妊、国に賠償責任 (共同通信)

 https://nordot.app/1181113792293339750?c=39550187727945729



<一部引用>

  旧優生保護法下で不妊手術を強いたのは憲法違反だとして、障害の

ある人らが国に損害賠償を求めた5訴訟の判決で、最高裁大法廷(裁判長

・戸倉三郎長官)は3日、旧法は違憲とし、国の賠償責任を認める初の

統一判断を示した。不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅する

「除斥期間」については「著しく正義・公平に反する」として適用しな

かった。裁判官15人全員一致の意見で、最高裁による法令の違憲判断は

13例目。

<引用終わり>


 旧優生保護法は、社会に障がい者への差別意識を根深く残した非人道的

な法律。国は全面救済に取り組むとともに、障がい者差別や優生思想を

社会からなくすための施策をしっかり進めるべきです。

関東大震災直後の朝鮮人虐殺とどう向き合うか これも大事な選挙の争点です💡


 関東大震災直後の混乱の中、デマが広まり自警団や軍、警察などに

よって多くの朝鮮人・中国人が虐殺されました。朝鮮人への差別意識が

浸透した社会で起きたヘイトクライムです。

 その虐殺犠牲者の追悼式典には、歴代都知事が追悼文を送る慣例が

ありましたが、小池都知事はこれを取りやめ、史実を否定するかの

ような姿勢を変えません。



● 関東大震災「朝鮮人虐殺」に追悼文「送る」「送らない」

   都知事選候補者はどう答えた 式典実行委が結果公表 (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/337491



 ヘイトクライムの歴史にどう向き合うか、知事として「差別」という

人権問題にどう取り組むのか、その考えを知っておくことは東京都知事

選で誰に投票するか選ぶ際、重要なことですよね。過去に学ばない人は、

繰り返します。

 「知事として追悼文を送る意思があるかどうか」について、候補者へ

アンケートが実施されていて、上記記事からアクセスすることができる

ので、ぜひご覧下さい。

市民の個人情報を、勝手に自衛隊へ開示 奈良で訴訟が始まりました!

 

 奈良市が自衛隊の求めに応じて市民の個人情報を本人の同意なく

勝手に提供し、自衛隊がその情報を勧誘活動に利用した事件。

市と自衛隊の行為はプライバシー権(憲法13条)の侵害に当たると

して、当時高校生だった原告が市と国に損害賠償を求める訴訟が始まり

ました。


● 市と国、請求棄却求める 

          自衛隊名簿提供違憲訴訟 地裁初弁論 /奈良 (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20240703/ddl/k29/040/274000c



 <経緯>

 奈良市が18歳と22歳になる約6千人の市民の個人情報(住所・氏名・

生年月日・性別)を、本人にも保護者にも事前の通知・説明なく自衛隊に提供

 ↓

 自衛隊はその情報を基に自衛官の募集案内のはがきを送付し、厳格な

規制があるはずの高校生への勧誘活動に利用。 


 自分の個人情報を、法的根拠なく、勝手に自治体が開示している…とても

恐ろしい話です。

 しかも2015年に作られた安保法制により、米軍と一体となって軍事

行動をとることとなった違憲性高まる自衛隊に。高校生への就職勧誘活動は、

教育的配慮が必要なため、さまざまな規制がかけられています。それにも

かかわらず直接生徒へ送付してくる点も、看過できません。

 私たち自身のプライバシー権を守るためにも、このような個人情報の

取り扱いを許さないという目で、ぜひご注目ください。


入管法改正の永住権取り消し規定 国連から緊急書簡📣


 税金の滞納などの場合に、外国人の永住許可を取り消せる規定を

盛り込んだ入管難民法の改正について、国連人種差別撤廃委員会から

日本政府に対し、見直しや廃止を含む緊急措置を求める書簡が出され

ました。


● 永住許可取り消し制度、国連の委員会が緊急の書簡「不均衡な影響を懸念」。

日本政府に見直しや廃止措置への回答求める(ハフポスト)

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66833c13e4b038babc7c9877?utm_campaign=share_twitter&ncid=engmodushpmg00000004



<一部引用>

 国連人種差別撤廃委員会は、日本政府に対して送付した書簡で、今回の

法改正をめぐって、市民ではない人たちの権利を擁護する多くの団体から

「永住者に悪影響を及ぼすことへの懸念の声が上がっている」と報告。

その上で、「人種差別撤廃条約のもとで保護される権利に及ぼし得る

不均衡な影響を懸念する」と述べている。

さらに、「市民ではない人に対する差別に関する一般的勧告」を踏まえ、

改正法が市民ではない人に差別的な影響を及ぼさないことや、国外退去

命令への異議申し立てなどの救済措置を実際に利用できるようにすること

などを日本政府に求めた。

 <引用終わり>



 差別的な法改正は、日本が人権後進国だと世界に示してしまっています。

 排外的な政治を変えるには、市民が声を上げるしかありません📣

7月15日(月・祝)楾大樹弁護士の憲法カフェ『檻の中のライオン』in 多治見🐤

 


日時:2024年7月15日(月・祝)

 10:00~13:00


会場:ヤマカまなびパーク 学習館 501室

 https://www.tajimi-bunka.or.jp/gakushu/


参加費1,500円/高校生以下無料


託児あり(1人500円)  


お申し込み→https://forms.gle/H3MsKqwjRtYs29PU9


詳細→ https://facebook.com/events/s/970563157930454/

7月13日(土)午後☀ 楾大樹弁護士の憲法カフェ『檻の中のライオン』in 愛知・小牧🍀

 


日時:2024年7月13日(土)

 13:30~16:00


会場:こまき多世代交流プラザ 多目的室1(ラピオ4F)


参加費:1,000円/学生200円


お申し込み→ https://forms.gle/XsVRuZKjfutekVTU9


詳細→ https://facebook.com/events/s/1574657266416759/


7月13日(土)楾大樹弁護士の憲法カフェ『檻の中のライオン』in愛知・春日井市🌟

 



日時: 2024年7月13日(土)

 9:30~11:30 


会場: レディヤンかすがい(青少年女性センター)

https://map.yahoo.co.jp/v2/place/2DaWbRefvbY/map?fr=sydd_p-localspot-other-info_ls-mapinfo&from_srv=search_web


参加費1,000円/学生200円


お申込み・問い合わせ  080-7613-3708(杉山) 


主催:檻の中のライオンプロジェクト春日井 

詳細→https://www.facebook.com/events/1172872397061393/