自民党都議の「結婚・育児」観がとてもアレで💦

　先だって、古賀俊昭都議会議員（自民党）氏が、避妊方法を教える

中学３年生の性教育を批判し、圧力をかけたことが報道されました。

　その議員へのインタビューが掲載された記事があります。

●東京・中学性教育への「政治介入」　身を守るには知識必要

　　　　　　　＝中川聡子（統合デジタル取材センター）　（毎日）
　https://mainichi.jp/articles/20180607/ddm/005/070/040000c

古賀氏いわく、
「生命尊重の観点から、結婚するまで性交渉を控えるという純潔教育や自己抑制

教育が必要だ」と…。

　しかし現実の子どもたちの性行動を前に、その意味や被害を抑えるための技術を

教えることに何の害悪があるというのでしょうか？？それ教えると、途端に生徒たち

が異常な性行動に走る、とか…？？まさか。

　古賀都議は続けて、
「そもそも『結婚する・しない』を自己決定するという戦後の価値観が問題だ。」

と発言。

　結婚がカップル自身の自由な選択という、当たり前の価値観にこうも真正面から

敵意を向けることに驚きを禁じえません（さすが２４条改憲を目指す自民党の議員

さんだけありますね…たしかに２４条の改憲案では、結婚はカップルだけの判断では

できないかのように変わっています）。

　さらには「『結婚・出産・子育て』は社会貢献だとしっかり教育すれば、安易な

性交渉にはおのずと抑制的になる」とも述べています。

　個人の「自分らしい生き方」としての選択ではなく、社会（国家）への貢献のため

の結婚・出産・育児…！

　個人の幸せよりも、社会・国家の繁栄が優先される、自民党の改憲草案そのものの

価値観であり、今の日本国憲法から大きく逸脱した世界観での、教育介入でした。