2018年5月16日水曜日

「メディアで働く女性ネットワーク (WiMN)」発足☆彡


●「私たちは声なき声の当事者だった」
問題を受け、女性記者のネットワーク設立 (Buzz Feed News)
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/wimn…
 
 「メディアで働く女性ネットワーク (WiMN)」が発足したという報道。
 女性記者という立場は、取材元(情報をくれる側)との力関係や社内での
力関係の下、非常に弱い立場に置かれています。
 記事の中にも、ひどい事例がたくさん告白されています。

 「声なき声を代弁するために報道の業界に入ったのに、自分たちこそが
声なき声の当事者だったと気づかされた」という悲痛な言葉が、胸に突き
刺さります。
 女性記者というものはそういうものなんだ、我慢するしかないんだ、という
諦めや思い込みを打ち破って、こうやって行動を起こしてくれた勇気を、心から
尊敬します。

 それでも見逃してはならないのが、参加者のほとんどが匿名であるという事実
です。
 まぎれもなく、福田事務次官からのセクハラを告発した記者さんへのすさまじい
バッシング(セカンドレイプ)の結果です(その筆頭が麻生大臣)。
 被害を軽視したり、むしろ被害者が「はめた」のだなどと愚弄するセカンドレイプ
発言が、確実に現在・将来にわたるすべてのセクハラ被害者を委縮させています。

 男性は「女性はそういう扱いをしていい生き物だ」「それくらいしても許される
ものだ」という見方がいかに奢ったものか、甘えたものか、立ち止まらなければ
なりません。
 女性の中にも「それくらいのことは笑ってやり過ごすのが“大人の対応”」「波風
立たせるのは社会人失格」という考えが根強いと感じます。

 人権侵害を人権侵害だと言ってなにが悪いのでしょう。
 それを「大人げない」「ヒステリー」などという言葉でバカにする社会の方が、
病んでいると言わざるを得ません。
 
 あまりにも多くの人が、傷ついてきました。
 こんな歴史は、もうこれで最後になりますように、と願ってやみません。
願うだけじゃ変わらないので、声をあげなきゃですね!