2020年10月15日木曜日

署名受け取りを拒否する野田聖子氏 詭弁って感じかなー?


 自民党の杉田水脈衆議院議員が、性暴力被害者への支援をめぐって

「女性はいくらでもウソをつける」と発言した問題。

 杉田議員の謝罪や議員辞職などを求めるオンライン署名を始めた

「フラワーデモ」主催団体が、集まった13万6,000筆(!)の

署名を自民党本部に持参しましたが、自民党は署名の受け取りを拒否

しました。

 野田聖子自民党幹事長代行のインタビュー記事をご紹介します。

 

● 野田聖子氏「“辞職”と書かれている以上、受け取れない」

  フラワーデモが呼びかけた杉田水脈議員への抗議署名 (ハフポスト)https://news.yahoo.co.jp/articles/24717e8d5098572077939eac37814fea63c8ea13


<一部抜粋>

 だって受け取れないでしょう?議員辞職と言われても、私にはその

権限はどこにもない。私のように、時の総理が決めたこと、党の手続

きを経て党の意思として決めた郵政民営化に反対した人間ですら議員

辞職は求められなかった。そういう経験をしているので。

 実現できることが書かれているなら署名を受け取るが、私が実現

できないことを求めた署名を軽々に受け取ることはできない。

<抜粋終わり>


 言うまでも無く、デモ主催者側に「署名の受け取り=辞職の指示」、

なんていう安易な発想はありません。署名した13万6千人も、「この

署名を自民党が受け取ったからには、自民党は杉田議員を辞職させな

ければならない」などと考えて署名した人はいないでしょう。

そんなルールはどこにもないと知った上での、辞職を求めるほどの怒り

の表明なわけです。

 性差別への怒りを、自民党という政党がどう受け止めるかどうか、を

見てるわけです。

 そこへ「受け取ったからには辞職させないといけませんから、そんな

無責任なことは」なんて独自の論理を持ち込んで、「受け取れない」

もっともらしい理由にするのは、詭弁です。自民党が選んだ道は「杉田

議員の擁護」であり「性差別温存」、でしかありません。

 よーく読むと、「党が決めた郵政民営化に反対した私ですら議員辞職

を求められなかったのだから、いわんや性差別した程度の議員に辞職を

求められないのは当然」という、ものすごい理屈ですしね。。。


 性暴力・性犯罪に“寛容”でセカンドレイプを繰り返す杉田水脈議員が、

いかに性差別と親和性が高く、国民の人権保障や女性の自由で自分らしい

人生を妨害している存在か、自民党はまったく意に介しません。

その政党が政権を握っている限り、この国の性差別は温存されるでしょう。

それでも支持しますか?