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2020年10月2日金曜日
「個別の人事案件はコメントを控える」謎回答 受け入れられません
日本学術会議の推薦者について、菅首相が6名を任命拒否した事件
について、TV各局はしっかり報道しているでしょうか?
なにがどう問題なのか、きちんと整理して国民に知らせているでしょ
うか?
● 菅首相、日本学術会議「推薦候補」6人の任命拒否
「共謀罪」など批判、政治介入か (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20201001/k00/00m/010/145000c
とても気になる、というか、看過できないことの1つが、加藤官房
長官の「回答」です。
「個々の候補者の選考過程、理由について、これは人事に関すること
ですから、これはコメントは差し控えるということはこれまでの対応
であります。」
「学問の自由ということでありますけれども、もともとこの法律上、
内閣総理大臣の所轄であり、会員の人事等を通じて一定の監督権を
行使するっていうことは法律上可能となっておりますから、まあ、
それの範囲の中で行われているということでありますから、まあ、
これが直ちに学問の自由の侵害ということにはつながらないという
風に考えています。」
安倍政権下で、人事の掌握・介入という手段を使って「異論を許さ
ない」体制を作りあげた菅氏の政権に、「個別の人事に関することは
コメントを差し控えたい」という理由は使わせてはいけませんよねー。
個別の人事の案件がまさに憲法的に大問題になっているのだから、
「個別の人事案件だからノーコメント」って、何言ってるんだ、って
いう話で…"(-""-)"。
記者の皆さまは、この「理由っぽいけれどぜんぜん理由になってい
ない謎回答」を受け入れないで下さい。決して、追及を止めないで下
さい。
それに、加藤氏は「直ちに」学問の自由の侵害にはつながらない、
と述べているわけです。
そう考える根拠は? とても知りたい。
しかも「直ちにつながらない」ということは間接的には(じわじわ
と)侵害しても許されると考えているのでしょうか?
とても知りたい。
直ちにだろうがなんだろうが「学問の自由」に関わる人事です。
記者の方々は、質問を止めないで下さい。
心の底から応援しています。
私たち視聴者・読者は、厳しい追及をした記事をしっかりシェアなり
リツイートなりして応援し、「なにこれ?」な記事は批判しましょう。
求めている報道がどんなものか、マスメディアの幹部に届くように。