2016年7月27日水曜日

【東京都知事選】本当の「女性の味方」はどう見分ける?

東京にお住まいの皆さん。
「この間選挙終わったばっかりなのに、また選挙…」と思われるかもしれませんが、
関心を絶やさずに、投票に行きましょう。
地方政治だって、私たち主権者が政治家に憲法を守らせるための、意思表示の大切な場です。


さて、この東京都知事選ですが、
自民党が推す候補を応援していた石原慎太郎元都知事が、またもの暴言で世の中を騒がせている模様。
http://www.asahi.com/articles/ASJ7V5VTKJ7VUTFK015.html
野党が推す候補のみならず、自民党所属の女性候補・小池百合子候補のことも激しい言葉で批判、いや罵倒したとのこと。
朝日新聞は「批判」という言葉をつかっていますが、
「厚化粧の女にまかせるわけにはいかない」は批判ではありません。
ただの侮辱、そして、(自分にとって性の対象とならない)女性を一段も二段も下に置いて踏みつける、
自分たち(健康で健常で、日本出身で日本国籍で異性愛者の男性)より劣った存在とみなす、
れっきとした差別意識の顕れです。


石原元都知事だけではなく、こういった差別意識をもった政治家たちが、
安倍政権下でたくさんの“女性輝く(はずない)事案”を大量に生み出してきました。


(“女性輝く「はずない」アベ政治年表”:http://www.asuno-jiyuu.com/2016/06/blog-post_8.html


今回は「厚化粧」呼ばわりで女性ヘイトを真正面から浴びるはめになった小池候補ですが、
ここで「女性蔑視は許さない!」と立ち上がってくれるなら、
「よくぞ言ってくれました!」と拍手の一つも送りたくなるところ。


しかし、彼女のこれまでの言動を見ていると、
ほかでもない、彼女自身が、“女性輝く(はずない)価値観”に染まりきった人であることがよくわかるのです。
とても悲しいことですが。


まとめると、小池百合子候補は
・男女共同参画を「性差の否定」と誤解(ウソ?)して反対する団体に所属
・少子化の原因を「女性/男性はこうあるべき」に反している人のせいにする
・待機児童は、子どもを保育園に押し込めば解決すると思っている。
 つまり、この間の議論をぜんっぜんわかってない、関心がない
・都の責任ではなくて、ボランティア・民間人に頼る
・発達障害を「伝統的子育て」で防止する!という団体にかかわった履歴を隠す
といった、「女性輝く(はずない)言動」満載な方なのです。


まず、あすわかが“女性輝く(はずない)”として取り上げてきた数々の事案、
これらの根源となっているらしき思想が、「日本会議」ホームページの活動方針に掲げられています。いわく、
「近年は、夫婦別姓を導入する民法改正案や男らしさや女らしさを否定する男女共同参画条例が各県で制定され、子供や家庭を巡る環境がますます悪化しています。」
男女共同参画=男女差の否定なんて悪質なウソだし、
姓を変えたくない人に我慢をさせないと成り立たない家族って何なの、と思うのですが、
(聞き飽きた話かもしれませんが、安倍首相、そして安倍内閣の閣僚の多くが「日本会議」所属です)
日本会議がうたう日本のあるべき家族観というのは、
「男は、女はこうあるべき」と国家がうたいあげ、それに外れた生き方は王道として認めない、というものにほかならないといえますね。
こんな家族観で、女性候補を「厚化粧」呼ばわりする人を非難はできないでしょう。
(※ちなみに、石原慎太郎氏は「日本会議」代表委員です)


そして、小池百合子候補も、この日本会議と非常に、非常に関係の深い議員の一人です。
日本会議を支援する、「日本会議国会議員懇談会」という国会議員の団体があります。
ちょっと細かいのですが、「日本会議広島」ホームページが紹介しているフライデーの記事で、
日本会議国会議員懇談会の主な役員・メンバー(2014年4月1日現在の役員名簿参照)」に名前を連ねています。
http://jp-pride.com/topic/post-80.html


それだけではありません。
こちらをご一読ください。
https://www.yuriko.or.jp/bn/column-bn/colum2000/colum000801.shtml


引用します。
少子高齢化と称し、数兆円規模の予算が投入されてきたが、多くは保育、子育て支援であって、直接の少子化対策ではない。私は政策決定の場で違和感を訴えてきたが、男性諸氏にはおわかりにならないようだ。
 問題は、今時の女性が結婚に価値を見いださず、結婚したいと思わなくなったことにある。「この人の子供を生みたい」という気にならないことにある。」

「社会心理学的には、女性はどんなに社会的、経済的に強くなったとしても、どこかで、誰かに守ってもらいたいという「シンデレラ・コンプレックス」を持つものである。ところが、最近の男性は女性化する一方で、むしろ自分が守ってもらいたいような母性愛を求める傾向が強いようだ。」


あ、あの…
「女とはこういうもの」と、押しつけないでください。迷惑です。
「最近の男性は…むしろ自分が守ってもらいたい」それって悪いことなんですか?


なぜかこう、男とは、女とは、を強調する立ち位置から離れられないようなのです。


ほかにもあります。
こちら→https://www.yuriko.or.jp/senkyo/seisaku/ は、小池候補の政策・理念ですが、

「待機児童ゼロ」を目標に保育所の受け入れ年齢、広さ制限などの規制を見直す。

保育ママ・保育オバ・子供食堂などを活用して地域の育児支援態勢を促進する。」
とあります。

えっと…
待機児童を減らすために保育所の広さ制限などの規制を見直す、って、
つまり、今以上に保育園に子どもを押し込む、ってことですよね?
保育士さんというお仕事が、重労働の割にお給料で評価されていないこと、
それどころか負担が重すぎて続かない、もたないという話をしていたはずなのに、
いったい何を聞いていたの?
「子どもの世話は親が自分で何とかしてください、政策なんてやりたくない」
という本音がなければ、こんな雑なことにはならないでしょう?



子ども食堂って、最近増えていますよね。
民間のボランティアです。
保育ママも、民間人です。
これって結局、「都で何かを設けるということはしません。民間のみなさんの自助・共助でがんばってください」ということでしょう?
自民党憲法草案は、24条1項を「家族は、互いに助け合わなければならない。」とし、
家族の助け合いを国民の義務として(つまり、そこを国家が助ける義務はありませんよ、と)うたっているのですが、
小池候補の価値観は、言葉こそ慎重に選んではいますが、
つまりは、自民党憲法草案の価値観に乗っかっているのです。


さらにさらに。
https://archive.is/x6tL7
これはWEB魚拓ですが、現在の同じページhttps://www.yuriko.or.jp/blog/archives/schedule/201205 と比較すると、

「親学」推進議員連盟勉強会に出席したとの記載が消されています。

「親学」とは、親学推進協会なる団体http://www.oyagaku.org/ が推進している、子育てについての考え方のようなのですが、
これを一挙に有名にしたのが、大阪維新の会が大阪市議会で提案した「家庭教育支援条例案」です。
読んでいただくとわかるのですが、

乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる」(15条)
わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する」(18条)

この条文が、「発達障害は親のせいだというのか」と大問題になりました。
結局、この条例が成立することはなかったのですが、
実は、この「家庭教育支援条例案」の21条に、こんなことが書いてあるのです。
親としての学び、親になるための学びを支援、指導する「親学アドバイザー」など、民間有資格者等の育成を支援する」

…「親学アドバイザー」…?
これ、「親学推進協会」が認定している一般資格なのです。

そして、また出ました「伝統的子育て」。
日本会議の大好きな「伝統的家族観」の下で行われる育児によって、
なんとびっくり、先天的な要因で発生することがわかっている発達障害を予防できるというのです。
どんだけ魔法使いなんですか、親って。

結論、まとめます。
都知事選で、本当の「女性の味方」を選びたいなら、
女性の候補というだけで飛びついてはダメなのです。
今までなにをしてきたか。
これから何をしようとしているか。
慎重に判断してください。

そして、それは候補の憲法観を見れば、だいたいわかるのです。
(あすわかファンの方は、もうお分かりですね。)






2016年7月26日火曜日

8月5日 なかのZEROで竪十萌子弁護士が講演☆



 参院選が開票されはじめた途端に、あらゆる選挙特番が
一斉に改憲について報じて、驚いた方は少なくないはずです。
 「なんでこれを選挙期間中にやらないんだよ」という怒りや、
「そこまでメディアは政権を怖がってしまっているのか」という
衝撃…いろいろなものがわき起こります。
 幸か不幸か、あすわかのリーフレット「憲法がかわっちゃったら
どうなるの?~自民党案シミュレーション~」のご注文も、選挙後
になって再びたくさん頂いております。


 <動画バージョンはこちら>
 https://www.youtube.com/watch?v=V7EcIEdNZ4A




 <リーフレットのご注文はこちら>
 https://mailform.mface.jp/frms/asunojiyuu/eym0hlerovxw




 憲法を知りたい、改憲草案を知りたい、そういう「知りたい」熱
が高まっていること、なによりも心強く思います。
 知は力です。知ることで考えることができ、疑問が湧き、議論
することができ、デモクラシーを耕すことができます。学習会や
街頭宣伝、家族やお知り合いに手渡すなどなど、様々な使い道
がありますので、どうぞご活用下さい☆


 さて、当会会員・竪十萌子弁護士が、8月5日になかのXEROで
開かれるイベントで講演をします。ぜひ聴きにいらしてください(^^)/




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2016年度 LFN通常総会 記念企画
 激論! これまでの日本,

       そしてこれからの日本を考える
 







 私たちを取り巻く情勢を深く考え論議することは時宣をえた
ものと考えます。憲法問題・TPP、そして沖縄の基地問題。
さらには、原発に象徴されるエネルギー問題。格差・貧困が
子どもたち、若者・高齢者の命にかかわることとして大きな
社会問題ともなってきています。
 今回内外の第一線で活躍されている実践家・研究者の
皆さんにご登壇いただきます。



日時:2016年8月5日(金)13:00~16:30




場所:なかのZERO小ホール
    (JR中央線中野駅南口 徒歩8分)




入場料:500円




主催:一般社団法人日本フロンティア・ネットワーク
   TEL 03-6907-8051

   FAX 03-6907-8041




※申込はFAXにてお願いします。




第1部 公開討論会 13:00~15:30




憲法問題:明日の自由を守る若手弁護士の会 
     竪 十萌子 弁護士



TPP:PARC アジア太平洋資料センター 
    内田 聖子 事務局長




沖縄基地問題:SEALDs RYUKYU 
    元山 仁士郎 君




原発・エネルギー:城南信用金庫 
        吉原 毅 相談役




介護保険:株式会社ランダルコーポレーション 
    岡島 正和 代表取締役




 第2部 一人芝居 松元ヒロさん

2016年7月24日日曜日

8月6日 中高生のための憲法カフェ@四日市☆



 四日市で、夏休みのとっておき企画が開催されます!
 三重の皆さま、ぜひぜひ中高生のご家族ご親戚をお誘い下さい(^^)/
 これから大人になってこの国を(出ていく人もいると思うけれど)
引っ張っていくことになる若い方々には、とにかく憲法の知識を持って、
政治への距離感を縮めてもらいたいと願うばかりです。




              
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




中高生のための憲法カフェ
  「憲法って何だ?

   ~日本国憲法を手放した日本は、どうなる?」




日時: 8月6日(土)13時30分~15時30分




場所: 四日市市文化会館第1会議室




内容: 憲法って何だ?と題して憲法がなぜあるのか、立憲主義とは
  何か、そしてもし日本が日本国憲法を手放したらどうなるかを
  参加者で考えてみる。
    講師のお話と、自由な話し合い。だれでもまずは憲法を知る
  ところからはじめよう。違った意見にも耳を傾け、分からないことを
  積極的に質問しよう。




講師: 芦葉 甫弁護士




<講師プロフィール>
  芦葉 甫(あしば はじめ)
  四日市市リベラ法律事務所、明日の自由を守る若手弁護士の会、
 秘密保護法対策弁護団、国会前見守り弁護団に参加。
  岩波ブックレット『秘密保護法対策マニュアル』著者の一人。
 三重県内の中学校で行う「いじめ防止プログラム」の授業も好評。



対象: 中高生および18歳以下の方。
    定員20名。
    保護者、引率者、関心のある大人の方

   の参加も受け付けています。
    事前申込ください。定員になり次第〆切。





参加費: 18歳以下の方は無料。
    大人の方は協力金500円。





主催 秘密保護法を考える四日市の会
  http://blog.goo.ne.jp/no-yokkaichi




申込・問合せ  
  事務局 090-2925-0138(伊藤)

2016年7月22日金曜日

7月25日 武井由起子弁護士×議員さんの憲法カフェ☆



 パワフルに憲法を語り続ける武井由起子弁護士が、議員さんと
コラボしての憲法カフェに登場☆ 
 憲法や民主主義、政治について、率直に問えるチャンスです!
まだ全然キホンもよく分かってないよ~という方、大歓迎(^^)/ 
 武井弁護士のとーっても分かりやすい語りで、どうぞ憲法と出会って
下さい。




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7/25 議員さんと憲法カフェ
      @コミュニティカフェ「スペースナナ」




 参議院選挙が終わり、衆参両院において改憲勢力といわれる
政党議員で憲法改正に必要な議席数3分の2を衆参両院において
得ました。
 これから憲法改正・・・。


 今、あらためて、憲法が私たちの生活にどのように関係しているのか、
自民党改憲草案は何をどのように変えようとしているのか、弁護士の
武井由起子さんにお話をしてもらいます。
 その後、阿部知子衆議院議員、真山勇一参議院議員にも加わって
もらい、政治や憲法について一緒に考えてみませんか?
 無党派でも、お一人でも、お友達と一緒でも、お子さま連れもOK。
どなたでもお気軽にご参加ください。




◆ 日時: 2016年7月25日(月)
    17:30~19:30(予定)
    (受付17:15~)





◆講師:明日の自由を守る若手弁護士の会
      (あすわか)・弁護士 武井由起子さん




◆ゲスト: 阿部知子さん(衆議院議員)
       真山勇一さん(参議院議員)




◆参加費: 600円
    (資料代・お茶付き/高校生以下無料)




◆定員: 30人(要予約)




◆会場: スペースナナ
   (アクセス http://spacenana.blog137.fc2.com/blog-entry-18.html




◆主催:憲法カフェリレーかながわ




◆協力:NPO法人 スペースナナ




◆お申込み・お問合せ
 FBのイベントページでお申込みいただくか、次の必要事項を
 ご記入の上、メール・電話・ファックスでスペースナナまでお申し込み
ください。
 1 お名前
 2 連絡先
 3 憲法カフェに参加したことはありますか?もし、ある場合は、何回目ですか?
 4 お子さま連れの場合、年齢ならびに人数をお知らせください。


TEL 045-482-6717


E-mail event@spacenana.com

2016年7月21日木曜日

必読! 「お試し」で仕掛けられる“国会議員の任期延長”のヤバさ





 改憲に必要な議席をゲットした自民党さんはじめ改憲勢力は、
いよいよ悲願の憲法改正へ歩み…というか暴走を進めようとしています。

 まず何から改正しようか?という計画は、すでに自民党さんの中では
進められています。
 強い反発が予想される9条をいきなりテーマに挙げるよりは、「あまり
国民が反発しなさそうなもの」を第1回のテーマに設定して、「憲法改正」
は怖くありませんよ~と国民を慣れさせる…という進め方をするそうです
(by 船田元自民党改憲推進本部長代行)。


 この進め方自体ひどいですよね(-_-;)。憲法は国民のものなのに。




 さて、その上で、第1回の「お試し改憲」のテーマとしてあがっているのが、
「緊急事態における国会議員の任期延長」です。
 自民党さんの改憲草案にある「緊急事態条項」への賛同が思うように
進まない(だって、戒厳令みたいなもんですものね)、ということで、緊急
事態条項の中の「国会議員の任期延長」に絞って進めることにしたよう
です。




 さて選挙、という時に災害が起きてしまった!
 これじゃ選挙できない!
 え、じゃあ国会議員がいなくなっちゃう…
 この国はどうなってしまうんだ!?
 そこで、緊急時における国会議員の任期延長が必要なのだ!
 
 …と自民党さんは言います。


 でも、本当に必要なのかな?




 当会会員・小口幸人弁護士が、どこよりも早く、この最先端の議論を
解説し、鮮やかに「そんなもの要らない!」と斬りました。
 ぜひご一読ください!




 「お試し改憲」ではすまされない!? 
    危険で不必要な「国会議員の任期延長」
 http://www.magazine9.jp/article/other/29431/
 

 不要どころか、有害で危険。
 そのポイントは、以下のとおりです(by 小口弁護士)。


1 衆議院の任期満了のときの「憲法の不備」を
 指摘する声があるものの、そもそも、衆議院の
 任期満了は天文学的なレアケース(戦後一回だけ)


2 任期満了時の憲法不備という問題だけで
 あれば、任期満了の最終日に形だけ衆議院を
 解散すれば対処できる


3  解散し忘れてしまった場合でも、解釈で十分に
 乗り切ることができる


4 議員の任期延長という方法は、議員が死亡して
 しまった場合には、十分に対処できない。
  特に被災地選出議員が死亡するケースを想定
 すると問題は深刻


5 災害発生を受けて選挙を延ばす、という方法は、
 期日前投票が始まった後や投票日当日に災害が
 発生した場合を考えると、大きな混乱を生む恐れ
 がある


6 参議院の緊急集会は、一部の議員だけで
 決める制度でけしからんという声もあるが、
 災害直後を考えると、全員で話し合っている
 時間はないし、臨時の措置は議員数にかか
 わらず全会一致になるのではないか


7 議員の任期延長という手法は、一見穏当そうに
 見えるが、定め方によっては、いつまでも選挙が
 行われなくなったり、ときの政権に都合よく濫用
 される恐れがある



 日本はフツウの民主主義の国のままであってほしい、
 平穏なくらしを守りたい、そう願う人は、必読です。
 ぜひこのイマドキの改憲の話、ご家族や友だちにも知らせて下さいね。
  ↓
 「お試し改憲」ではすまされない!? 危険で不必要な「国会議員の任期延長」
 http://www.magazine9.jp/article/other/29431/

2016年7月20日水曜日

7月28日 キレッキレ倉持弁護士 VS 自民党改憲推進本部長代行!



 TV のコメンテーターとしても活躍中のあすわか会員・倉持
麟太郎弁護士と、自民党憲法改正推進本部長代行の船田元
議員との憲法トークイベントが開催されます☆
 自民党改憲草案への率直な疑問を投げかけ、立憲主義・
民主主義の視点からどう斬り込んでくれるのか、楽しみですね!



☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・☆彡.。.:*・




自民党憲法改正推進本部長代行と徹底討論!
 ~改憲と改憲草案について率直に聞いてみよう~





 去る7月10日の参院選でいわゆる「改憲勢力」が3分の2の
議席を獲得しました。
 しかし、依然不毛な「改憲」「護憲」の二分論や、改憲論議への
アレルギーを感じずにはいられないところです。改憲の議論が
現実的になってきたからこそ、今まで放置・思考停止してきた
様々な論点について、冷静な議論の視座を提示したいと思います。
  また一方で、自民党改憲草案に対しても原理的な問題や、
逆に“誤解”に基づいた批判もあると考えており、これらについて、
ざっくばらんに議論するフォーラムを提示し、賛成・反対ということ
ではなく、「まず議論すること」を市民の皆様とともに始めていきた
いと思います。前自民党憲法改正推進本部長で、現本部長代行
の船田元議員に、弁護士の倉持麟太郎が、率直にいろいろ聞き、
解析し、討論したいと思います。憲法改正が現実化した今だから
こそ、やっと真剣にできる憲法論議が、そこにはあるんです。
 イデオロギーを超えた「フォーラム」形成、そして社会において
の議論の端緒となれるような、そんな会を目指しております。
是非皆様も、ここへきて、敷居の低い、しかし骨太の改憲論議に
加わってみませんか。




講師: 自民党衆議院議員 船田元議員
          (元憲法改正推進本部長)
    倉持麟太郎弁護士

     (明日の自由を守る若手弁護士の会)




日時: 2016年7月28日(木)
    11:00~13:00(受付10:50~)





場所: Creator's District 1002
      (東京都渋谷区渋谷1-17-1 TOC第2ビル10階)
      渋谷駅から徒歩5分




参加申込み: イベントページの「参加」ボタンを押して下さい。
  https://www.facebook.com/events/1745404049040593/




会費: 2500円
  受付をスムーズに行いと思いますので、できるだけお釣りの
 ないようご準備下さい。




定員: 40名




  選挙の結果、色々思うところはあるかと思います。
  率直に、草案を作った方にきいてみませんか?
  どなたでもご参加できます。

2016年7月17日日曜日

「憲法なにそれ?」という方まだまだ多め まずは知ってみましょう!



 先日投開票のあった参院選を振り返って、京都新聞がアンケート
調査を発表しました。とても興味深いです。




 国会発議「急ぐべきでない」半数 憲法改正テーマに緊急調査
 http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160711000160




 有権者100人に聞きました!
 改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2以上の議席を占めたことについて
  「よくない」…38人
  「よかった」…22人
  「どちらともいえない」…40人
 憲法改正の国会発議について
  「急ぐべきではない」…半数近く
 自民の改憲草案に「目を通したことがない」…75%




 などなど、ぜひ詳細は記事をご覧になって頂ければと思います。
 やはり、今回の選挙で最大にして唯一の争点であったはずの
「憲法改正」というテーマが、有権者から隠されてしまっていたことが
よく分かります。
 分かってる人は分かってたけど、ほとんどの人は知る機会が
なかった…そんなところでしょうか。


 まだまだ憲法への関心が高まっていないことの証として、
有権者の75%が「自民の改憲草案に目を通したことがない」という
結果が出ています。
 そして…とっても問題なのが、改憲勢力3分の2を「よかった」と
評価する22人に絞って見てみてると、なんと82%が、「自民党の
改憲草案に目を通したことがない」、という結果です。


 つまり(言うまでも無いことですが)、改憲は「ぜひ」とか「いいん
じゃない」と考えている人の8割が、自民党がどのような改憲草案を
提案しているか知らずに、そう考えている、ということです。




 この状態のまま、安倍政権やその応援勢力が「今こそ自主憲法を!」
なんて言って改憲に突っ走ったら、どうなるか、簡単に想像できます。
ほとんどの方が、「よく分かんないけどいいんじゃない?」という感覚で
多くの人が賛成してしまうのではないでしょうか。
 そうなったら、まるでイギリスのEU離脱を問う国民投票と同じです。
結果が出てから、「で、憲法改正ってどういうことなんだっけ」と思っても、
もう遅いのです。




 私たちの平穏な生活の土台になっている憲法を、どう変えるのか。
決して、雰囲気や勘に流されること無く、まずは知って下さい。
憲法とは何なのか、日本国憲法には何が書かれているのか、自民党
の改憲草案には何が書かれているのか。
 あすわかやあすわかメンバーは、けっこうたくさん、本を書いてます。




 ●「憲法カフェへようこそ~意外と楽しく学べるイマドキの改憲~」
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033437252&Action_id=121&Sza_id=C0




●「檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし 」
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033460004&Action_id=121&Sza_id=GG 




●「だけじゃない憲法 おはようからおやすみまで暮らしを見つめる最高法規」
http://saruebooks.com/item/book_02.html




 日本が軍国主義・全体主義の暴走の果てに戦争に負けた夏から
71年経ちます。夏は戦争関係の行事が続きますので、ぜひ、これを
機会に憲法と向き合ってみて下さい。


 憲法カフェにも参加してくださいね!


 なんなら憲法カフェを企画してください。
カフェのオーナーさんたちから立て続けに「うちの店で開催したい」という
ご依頼があり、とても嬉しく思っております♫

2016年7月15日金曜日

いらっしゃーい お手軽な憲法カフェは知憲の第1歩☆




 自民党の谷垣幹事長は、今回の参院選について、
「憲法改正については、選挙戦で自民党が憲法改正に
あまり言及しなかったとして、与党の勝利を改憲支持と
受け止めるのは困難」と述べたそうです。




 自民・谷垣幹事長「アベノミクス評価」
  憲法改正は「野党第1党と折り合うものを」
http://www.sankei.com/politics/news/160710/plt1607100111-n1.html




 その認識は正しいと思います。
 この認識をしっかり党内でコンセンサスがとれるようご尽力頂きたい
ですね。
 でも、有権者がどう意識したかどうかなんて関係なく、グイグイと
改憲を進めようとする勢力は、とても大きいのが現実です。
 安倍政権を強く強くバックアップし、首相ふくむ多くの閣僚も所属する
日本会議は、改憲の千載一遇のチャンスだと喜んでいます。
日本会議についても、たくさん記事がではじめているので、ぜひ知って
おかれるとよいと思います。
 
●「日本会議」の源流、村上正邦が参院選後に語る「改憲」
 http://news.yahoo.co.jp/feature/256


●「改憲は絶好のチャンス。我々は軍隊をつくる」日本会議の会長が、参院選後に狙うこと
 http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/13/nihon-kaigi_n_10962564.html


●日本会議会長が言う「普通の国」の欺瞞―結局、米国には逆らえない?
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20160714-00059959/




 民意も無視し専門家の意見も無視し、ただ数の力で強引にねじ
伏せる手法は、特定秘密保護法や安保関連法の時など、もう私たち
はうんざりするほど見てきました。
 議席を獲られている以上、最後の最後で議員たちが「民主主義
国家の国会議員としての倫理」「政治家としての矜恃」をかなぐり
捨ててしまえば、残念ながら、国民になすすべはありません。
 でも、これを食い止めることができるのも、やはり国民だけです。
すべての有権者が「そんな改憲許さないぞ」と怒り、国会前に駆け
つけ、新聞に投書したり議員に電話やメールを送ったりして、マス
メディアを立ち直らせて、しっかり権力を監視させ
…それができれば、立憲主義をたたき壊すようなこの改憲の流れも
食い止めることができます。




 そのためには、やはり、まず、憲法を知らなきゃ!


 けんぽう、とっつきづらいですか?苦手意識持っていますか?


 社会の授業でもあんまり習わなかったし…うん、そうですよねー、


 でも、知らないと、どこにも進めません。
『知ったか』しても意味ないし、むしろ惑わされます。
 知識は武器です。憲法が何なのか、何が書かれているのかをまず
知ることで、政治のニュースはすごく分かりやすくなるし、世界がクリア
になります。「憲法を変えるべきなのか」という議論にしっかり参加でき
ます。




 私たち「あすわか」は、日本で一番若く明るくカジュアルな法律家
団体だと自負しています☆あはは
 はじめて憲法のドアを開けるなら、カジュアルで気軽なドアの方が、
開けやすいですよね?


 日本全国で500名以上のあすわか弁護士が、憲法カフェを開催
して、わかりやすーく憲法を語っています。
でも選挙が終わった今、ちょっと開催のペースが落ちている気が
します。
 なんでなんでっ?
 向こうに議席を獲られてしまった今だからこそ、学ばないといけ
ないのにーー!




 どんな少人数でもうかがいます♫
 保育園、教会、カフェ、バー、お寺、病院、個人宅、今までも
いろーんな場所で、いろーんな人たちと共に憲法カフェ開いて
参りました。これからも、新たな憲法ビギナーの方々との出会い
を楽しみにしていますよ☆


 ご依頼方法はこちら↓
 http://www.asuno-jiyuu.com/p/blog-page_15.html
 

2016年7月13日水曜日

安倍首相が胸を張る、自民党の改憲草案どんなもの?



 選挙でしっかり議席をゲットしたからには、すぐに改憲を仕掛けて
くるだろうなと予想していると、あまりにも「予想通り」で、うすら寒
く感じるほどです。




 安倍首相、改憲論議「自民案ベースに」 (時事)
 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071100836&g=pol




 安倍首相は11日の記者会見で、改憲については「わが党の案を
ベースにしながら3分の2を(どう)構築していくか。これがまさに政治
の技術だ」と胸を張ったのだそうです。


 すごいですね、あんなに選挙前はうやむやにしていたのに。




 自民党の改憲草案、どのような内容かご存じですか?


・憲法の究極のテーマである【個人の尊重】が【人の尊重】に変わります。
「国家にとって、『国民一人ひとりが尊厳ある自分らしい人生を歩めてい
るか』なんて、どうでもいい。」ということです。


・近代国家においては国民の生命・人権よりも大切なものなど無いのに、
人権よりも「秩序」「公益」が優位にあるという価値観へと大変革を起こし、
「秩序」「公益」の名の下に基本的人権の制約が可能になります。


・個人の尊厳や男女平等という理念は社会のみならず家族や夫婦の中
でも実現されるんだ、と、家制度や女性差別が取っ払われたのに、
「社会の基礎的な単位は個人じゃ無くて家族」「家族は助け合わなければ
ならない」と加筆。「あるべき家族(あるべき女性)」像の押しつけ。


・自衛隊は国防軍。


・戦争や大災害が起きた時には内閣に全ての権限を集中させる緊急
事態条項(戒厳令みたいなもの)を発令。




 …あぁ、書ききれません。こんなのはほんの一部です。


 そもそも憲法ってなんなのか分からないし、という方は、ぜひ憲法カフェ
に足をお運び下さい☆ご自分で開催してくださればなおのこと大歓迎!


 憲法カフェのご依頼方法は↓
 http://www.asuno-jiyuu.com/p/blog-page_15.html




 自民党改憲草案を分かりやすくダイジェストで解説したかわいい
リーフレット、あります!
 「憲法が変わっちゃったらどうなるの?~自民党案シミュレーション~」
 1部15円で、HPの専用フォームからご注文受け付けております☆
 https://mailform.mface.jp/frms/asunojiyuu/eym0hlerovxw






 さらにさらに、このリーフレット、動画にもなっているので、
リーフレットの中身を見てから買うかどうか決めたいなという方にも
オススメです☆
 https://www.youtube.com/watch?v=V7EcIEdNZ4A




 安倍政権も自民党もなかなか、私たちがじっくり憲法を学ぶのを、
待ってくれないようなのでっ(-_-)、
 私たちも、知識で身を守りましょう~~☆

2016年7月12日火曜日

知憲でよりよい主権者ライフを~参院選を終えて~




  
 参議院議員選挙が終わりました。
 遅ればせながら、(私たちも含めて)皆さまお疲れ様でした!


 結果はご存じのとおりです。
 非改選の議席と合わせて、「改憲勢力」が3分の2を獲得してしまった

こと、残念で悔しくて…そしておそろしい。
 もっともっと勝ちたかったですね。
 それでもきらめく成果がありました。

 まずは全国に32ある1人区で、野党統一候補が11人当選したこと。
そして深刻な人権問題・政治課題を抱える沖縄と福島で、現職の大臣
が2人も落選したこと。
 立憲主義が壊されつつある中での「そんなこと絶対に許さない。私たち
は自由で平和な社会を取り戻したい。」という決死の市民の取り組みが、
共感を呼んだのでしょう。
 もし野党共闘できていなかったら、間違いなく惨敗だったでしょう…。
立憲主義を取り戻し、今の憲法をしっかりと実現させる政治を目指す、
という一点で野党がまとまったこと、これはまぎれもなく正しい道でした。
今後も、野党は迷うこと無く共闘していってほしい(まずは秋までにある
であろう2つの補選に取り組んでほしい)と強く思います。




 予想したことではありますが、与党はやはり憲法の議論を避けました。
安倍首相は「必ずしも争点とする必要はない。決めるのは国民投票だ。」
などと曖昧な言葉で濁し続け、開票後はうって変わって「(改憲草案が)
自民党で出ている以上、党の基本的な考え方、政権公約のなかにも
入っていますから、当然、それを前提に票は入れていただいているんだ
と思います」と笑う。
 「丁寧な説明を」と何度も言い、何度も裏切り、そして今ここで再び…
主権者を愚弄する、とても不誠実な姿勢であると言わざるを得ません。




 ここで指摘せずにはいられないのが、マスメディアの報道の有り様です。
 NHKはじめどの報道番組も、選挙期間中、一切これを報じず、なぜか
全国区で都知事選について特集を組み続ける光景は「異常」の一言に
尽きます。
 討論番組はもちろん公約の紹介・比較、候補者の演説の様子すら報じ
ない。争点隠しどころか、選挙そのものが隠されたと言っても過言では
ありませんでした。
 開票時刻になり各TV局が一斉に開票速報を始め、憲法改正や日本
会議を紹介しつつ当選者に切り込む特番を組む様子を見ながら、「なぜ
選挙期間中にこれをやらないんだ」とつぶやいた方は、少なくないはず
です。

 そう、マスメディアは、この選挙の意味合いを知っていた。
 それにもかかわらず憲法が争点であることを報じず、選挙自体を報じず、
それでいて投票率の伸び悩みを嘆いたり、「憲法論議深まらず」と他人事
のように憂う記事を目にする時、持っていき場のない怒りに震えるのは
単なる私たちの「八つ当たり」でしょうか?
 志高い現場の記者さんたちの熱心な取材活動を知っているからこそ、
なおさらその異常さを感じずにはいられません。
「権力の監視」という自らの使命を忘れ、改憲というテーマを隠したがる
政権与党との共犯にひた走った罪は、あまりにも深いと思います。




 この争点隠しの取り組みが「功を奏した」のでしょう、
高知新聞では83%、神奈川新聞では67%の有権者が、「この選挙での
「3分の2」というキーワードの意味を知らない」と回答したそうです。
 高知新聞  http://www.kochinews.co.jp/article/32968/
 神奈川新聞 http://www.kanaloco.jp/article/184813

 結局、隠されたのだから、民意は問われていないのです。
 政権与党は、隠したことの責任として、たとえ「3分の2」を確保した
ところで、改憲への国民の信任を得たなどと都合よく解釈しては
ぜっっっっっっったいにいけません。




 …とはいえ、戦後日本で最初に改憲をした総理大臣になりたーい、と、
総裁任期満了までの国民投票を目指して拍車をかけるでしょう。
 任期延長という地味で関心をひかないテーマから来るかもしれません。
日本会議の悲願である24条の切り崩しにも警戒しなければなりません。

  私たちあすわかは、知識という名の武器を主権者に手渡すことが、
専門家団体の使命だと考えています。
 知識があるから議論でき、知識があるから疑問がわき、知識があるから、
怒れる。まず憲法を知ろう--憲法カフェを通じた「知憲」の取り組みは、
市民の皆さまの主権者力を高めるために、そして民主主義の畑を耕す
ために、何よりも大切なものだと、改めて感じます。
 あなたがあなたらしく生きられる社会。そんな社会を守るために、あす
わかはあすわかなりの「不断の努力」をこれからも全力で続けます!

2016年7月9日土曜日

民主主義国家をやめるのか、の分岐点に立っていること。





 明日は、参議院議員選挙の投票日。




 この国が民主主義国家をやめるのか、続けるのか、そのY字路に
立っていること、どれくらい理解が広まっているでしょうか。
 まだまだ全然、なのかもしれません…




 与党が勝ったとして、
 自民党に投票した方がどんなに「え、そんなつもりで自民党に
投票したんじゃないよ、憲法とか全然知らないし。」と言ったところで、
それは通用しません。
 安倍首相も自民党も必ず「安保関連法や憲法改正について
国民から信任を得た」と言うでしょう。
 どんなに彼らが街頭演説で語らなくても、どんなに議論を避けても、
です。


 思い出してみて下さい。
 2014年の衆議院議員選挙の際、安倍首相は「アベノミクスを前に
進めるのか、それとも止めてしまうのか。それを問う選挙であります」
と明言しながら、選挙後に「さきの衆院選では昨年七月の閣議決定
に基づき、法制を速やかに整備することを明確に公約として掲げ、
国民から支持を頂いた」と胸を張りました。
 
 公約に掲げなかった特定秘密法も作りました。


 TPP絶対反対という公約を鮮やかに裏切りました。


 消費税増税再延期なしという公約も「新しい判断」という言葉で逃げ
切ります。




 そういう政権なのです。そういう政党なのです。


 まことに悲しい、残念なことですが、「人としてまさかそんなことは」
という私たちの「常識」を、軽々と乗り越える、そういう政権・与党が、
この国の舵取りをしています。 
 そんな政権・与党の悲願が改憲であることは首相自身が明言して
いることからも明らかで、政権を手厚くバックアップしている日本会議
という団体は、改憲の千載一遇のチャンスだといって猛烈な勢いで
活動を繰り広げています。


 いやがおうにも、選挙では改憲が問われているのです。




 高田延彦さん(格闘家)
 https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=F7PuJcjUSHg&app=desktop
 「…この参院選に関しては、ずいぶん今までの選挙とは意味合いが違うと
私は思っています…特に、憲法改正ですね。人として、個人として、日本人
として、自由に人権を重く尊重してもらいながら、自分の目標や夢をのび
のびと駆ける。そんな権利が、ひょっとすると奪われてしまう。そんな大きな
危険性をはらんでいます。…」




 松田美由紀さん(女優)
 https://mobile.twitter.com/MATSUDA_MIYUKI/status/751224483332055040
 「いま、大切なの都知事選じゃない。報道にごまかされないで。7月10日
の参議院選は本当に、歴史が変わる大切な大切な選挙。平和と戦争、
表現の自由と規制。 緊急事態条項なんか決まったら、安倍さんの独裁に
なるよ。投票に行こう!」
  




 この記事をここまでお読みになって、「そうだよねー」と思ってくれたなら、
ぜひ、日曜日までに、ご家族やお友達に、改憲のことを伝えて下さい。
 改憲ってなあに?と言われたら、あすわかの動画を見せてあげてください!


●憲法ってなあに?がすぐ分かる紙芝居動画
 「王様をしばる法~憲法のはじまり~」
 https://www.youtube.com/watch?v=zWvD1rjusF8




●自民党改憲草案ってなあに?がすぐ分かるアニメ動画
 「憲法が変わっちゃったらどうなるの?~自民党案シミュレーション~」
 https://www.youtube.com/watch?v=V7EcIEdNZ4A




 憲法を真正面から考える国民を増やす。
 これだけでもものすごい立派な“不断の努力”です。
 この記事をシェアすることだって大事なアクションです。
 こういう地道なことでしか、デモクラシーは編めませんものね!
 

 「生きる場所と考える自由を守り、創るために、
  私たちはまず、思い上がった権力に
  くさびを打ちこまなくてはならない。」

 (自由と平和のための京大有志の会「声明文」より)
 

2016年7月7日木曜日

GO VOTE! 「候補者どのヒトもイマイチ…」と悩む方へ



 7月10日の投票日までもうわずかですね!

 選挙のニュース、ほとんど報じられていないことに、皆さまお気づき
でしょうか。


 なぜか都知事選に誰が出るのかという話題ばかり(しかも全国区)で、
討論番組はもちろん、争点の整理や公約の紹介すらほとんどされない
日々が続いています。
 NHKの7時のニュースでも選挙の話題が出なかったり…
 一体、何を恐れて、報道しないのでしょうか。
 選挙が盛り上がると、困る、のでしょうか。
 
 マスメディアが報じなければ、当然、有権者は、一体どの候補者
(どの政党)に票を入れたらいいのか、検討しにくい。
貴重な一票を、どう託そうか、上手に悩めない。


 とても異常な状況に、肌寒くなります。


 …とはいえ、落胆していても仕方ありません。
 情報が少ないとはいえ、政見放送だったり街頭演説だったり、
選挙公報だったり、集めようと思えば情報は集まります。
そしてこの3年半のアベ政治を振り返ったり、改憲の行方を考えたり、
じっくり考えて、主権の行使(投票)してください。




 「でもどの候補者(政党)もイマイチで、ピンと来ないし」という方、
いらっしゃいますよね、きっと!

 そういう悩める方々へ、岡田憲治教授(専修大学)のご著書
『ええ、政治ですが、それが何か? 自分のアタマで考える政治学
入門』(明石書店)の一節をご紹介します。
 
 あなたの「選挙」観が、ガラリと変わるかもしれません☆




++++++++++++++++++++++++++




 選挙にいかなかった人にその理由を尋ねると、「ぴったりとはまる
ヒトがいなかった」とか「政策が一致するヒトがいなかった」などという
答えが返ってきます。つまり「ベスト・チョイスをさせてくれる候補者が
いなかった」というのが言い訳になっています。
 しかし、100兆円規模の予算を振り分ける、広大な政策領域を
抱える中央政府のメンバーに、大半の政策的一致を求めること自体が
困難ですし、ベスト・チョイスにならないなら投票しないということなら、
永遠に投票にいかないことになるでしょう。
 選挙とは、最良の選択をするためにあるのではありません。
不完全なる自分の写し絵のような政治家の中から、「最悪の者が
当選しないように、ベスト・チョイスではないけれども、ワーストを
見据えて、あえて自分の意に必ずしも添わない者でも勝たせる」ため
にいくという側面があるのです。


 …(略)…


 「想いを託した一票」があることは否定しませんが、もしドングリの
背比べとなるなら、「よりましな選択」とすることで、結果的に事態を
良くすることもできますし、たとえ背比べで負けても、薄氷を踏むよう
なギリギリの勝利をした者たちに次の選挙まで好き勝手させない
緊張感を与えます。
 政治は、最良の選択ではなく、最悪を避けるために「力添え」をする
ことです。




(『ええ、政治ですが、それが何か? 
     自分のアタマで考える政治学入門』239頁~240頁)


 

あすわかが常におんぶにだっこなイラストレーター・大島史子さんの
選挙に向けたスペシャルイラストです☆

2016年7月5日火曜日

戦争がないと不況になる国へ ~「戦争で稼ぐ」ことの意味~



 戦争で儲けよう、という政策を、どう思いますか?
 戦争がないと生活がなりたたない会社、に勤めたいですか?
 戦争がないと成長できない国、の国民になりたいですか?

 「武器輸出三原則」をご存じでしょうか。
 非核三原則(核を持たず、作らず、持ち込ませず)と並んで、
憲法9条を持つ平和国家としての日本の基本方針でした。

 もともとは
「(1)共産圏諸国、(2)国連決議で武器輸出が禁止されている国、
(3)紛争当事国とその恐れのある国――に対して武器輸出をしない」
という内容でしたが(1967年)、
 1976年には「これ以外の地域への武器輸出も慎む」という政府統一
見解へと発展し、事実上「武器輸出全面禁止」となったのです。
 さらに、共同開発を含む外国への武器技術供与や武器を製造する
海外企業への投資も禁じました。


 憲法9条が戦争放棄・戦力不保持・交戦権の否認を宣言し、
憲法前文では平和的生存権をうたっている以上、政府のこうした
方針はある意味当然ですよね。
 もちろん国民も共感し、浸透していました。




 ところが、安倍内閣は、この「武器輸出3原則」を廃止しました。
 代わりに閣議決定したのは、「防衛装備移転3原則」。
 「原則禁止」から、「武器輸出を包括的に推進」へと、方針を
180度転換したのです。


 さらに安倍内閣は、「防衛産業の国際競争力強化」を打ち出しました。
武器を売り込み、軍需産業を基幹産業にすることで、経済成長を図る。
この国を「戦争で儲ける国」にしようというのです。




 安保関連法を成立させたことと並行して、このような形でも、憲法9条
の死文化は進められているのです。




 この流れは止まらず、先日、こんな報道がありました。
  ↓
 無人機、イスラエルと研究 防衛装備庁準備、新三原則で初
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=260898&comment_sub_id=0&category_id=256




 防衛装備庁が、イスラエルと無人偵察機を共同研究する準備を
進めているのだそうです。すでに両国の防衛・軍需産業に参加を
打診していて、共同研究に踏み切る可能性は高いとのこと。
 パレスチナと戦争を続け、たくさんのパレスチナ人を虐殺している
イスラエルは、かつての武器輸出三原則からすれば「紛争当事国
になる恐れがある国」です。
 でもそんなのは、安倍政権にとっては捨てられた過去のもの。
武器をたくさん買ってくれるイスラエルは、安倍政権にとっては
大事なお客さま、というわけです。




 さて、冒頭で質問しました。
 戦争で儲けよう、という政策をどう思いますか?




 軍需産業を発展させて国を成長させる、ということは、戦争がないと
経済がまわらない国になる、ということです。


 軍需産業が基幹産業になるということは、大量虐殺の道具を売る
会社員が増えるということです。


 皆さんのおうちにある白物家電メーカー、そしてその子会社・下請け・
孫請け・関連企業が、大量虐殺のための武器を売ることに重点を置き、
戦争がないと儲からない会社になる、ということです。


 戦争が起きないと、戦争が続かないと、たちゆかなくなる家庭が
増えるということです。

 「戦争はよくないけど、そうはいっても…うちは戦争で食べさせて
もらってるし」と言って、「戦争しない国」に戻ることに賛成できない
家庭が増える、ということです。





 もう一度言います。
 子どもに、「戦争はよくないけど、そうはいっても…うちは戦争で食べ
させてもらってるし」と言って、反戦を否定する大人になれますか?




 今度の選挙で、安倍政権の土台である自民党に投票することは、
それでいい、という意思表明になります。


 戦争があって、大量虐殺が続くことで、儲ける国になっていいんだ、
という意思表明です。

7月8日緊急企画! 武井弁護士×中島京子さん×枝元なほみさん☆



 武井由起子弁護士と、直木賞作家の中島京子さんと、料理研究家の
枝元なほみさんによる、緊急&スーパースペシャルな憲法トークイベン
トが開催されます☆
 7月5日と8日、2回開催されるのですが、すでに5日は満員御礼との
こと、まだ8日であれば若干名空席があるようですので、ぜひぜひ
ご参加下さい。
 枝元なほみさんのお手製ランチまでついてくるなんて~~
                              q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p






*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*




緊急企画!スペシャル憲法カフェ 7月8日(午前)
 「おうち・食べもの

    …‘改憲’で変わってしまう私たちの生活?」
 @古民家asagoro(鷺ノ宮)

  http://www.asagoro.com/index.html#access




 プチ憲法カフェと、『小さいおうち』の作家中島京子さん・料理研究家の
枝元なほみさん・弁護士武井由起子さんとのスーパートーク☆
なんと枝元なほみさんのお手製料理付き!




日時: 2016年7月8日(金)10:30~
  (10:30開場)終了予定時間13:30




ランチメニュー: アジアンランチ




参加費: 1000円(食事代・資料代込み)




会場: 東京都中野区若宮3-52-5
   浅五郎荘(古民家asagoro)

   西武新宿線「鷺ノ宮駅」から徒歩6分




定員: 40名(お早目に申込み下さい)




お申込み・お問合せ: ※未経験者優先※
  これまで憲法カフェにいらしたことのない方を優先で受け付けます。
  経験者はお友だちを誘ってお申込み下さい。


・FBによる方法 イベントページに下記記載下さい
              (不参加の方はコメントしなくて結構です)


・ メールによる方法 info@mukago.jp

・ FAXによる方法 03-3242-9985(FAX)まで


・ 電話による方法 03-3452-5125(チームむかご 柳澤)


 いずれの方法も、参加日、参加人数、参加者全員のお名前をお知らせください。

2016年7月4日月曜日

女性輝く「はずない」アベ政治年表 再掲ですよっ!






 「すべての女性が輝く社会」とスローガンを掲げた安倍政権の下、
女性の皆さん、生きやすくなりましたか?


 社会でも、家庭内でも、いまだに女性は(息)生き苦しい…
 70年前、戦争に負けるまで、女性は男性の所有物でしかなく、
一人前の人間として扱われていませんでした。
 さらに、家族全員が戸主(オトウサン)に服従するピラミッド型の
「家」制度が徹底され、家族それぞれの幸せの形を模索すること
などありえませんでした。




 憲法24条は、すべての女性、すべての家庭に、尊厳と自由を
取り戻した超がつくほど重要な条文です。
 女性が男性とどこまでも対等な一人前の人間であること。
 家族は一人ひとりが尊厳ある存在として扱われなければなら
ないこと。
 70年経った今でも、この条文が十分に実現しているとは到底
言えません。だからこそ、あくまでもこの条文にこだわり続けな
ければならない、の、に、
 自民党は、この24条に、あえて「社会の基礎的な単位は家族」
と書き込もうとしているのです。


 なぜ?なーぜ?


 女性が男性と対等に自分らしく生きることについて、それほど
関心はない、と?




 あすわかが3月末に発表した、【女性輝く「はずない」アベ政治
年表】を見返すと、そうした自民党さんの本音がすけて見えるよう
な気がしてなりません。
 皆さんは、どれくらい覚えていますか?
 女性に対して、どういう姿勢で臨んでいる政権+与党+アベ政治
を応援する衛星政党なのか、選挙の前にぜひ思い出してみてください☆




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




女性輝く「はずない」アベ政治年表




<2013年>


4.19 
安倍首相、子どもが3歳になるまで育児休業を延長するよう経済団体に要請


5月
 少子化危機突破タスクフォース、「卵子老化」について知らせる目的で、
「女性手帳」を配布する計画を発表→批判を受けて撤回


5.13
 橋下徹大阪市長、「従軍慰安婦」について「慰安婦制度が必要なのは
誰だって分かる」と発言


10.24
 自民党法務部会、婚外子相続分差別を違憲とした最高裁判決をふまえ、
「婚外子への格差をなくせば、法律で認める結婚制度が軽視されかねない、
と指摘。伝統的な『夫婦』や『家族』が崩壊する、との懸念を示した」





<2014年>


3月 
 山梨市、過去の発言等を理由として、上野千鶴子氏を講師とする
講演会「ひとりでも最後まで自宅で」の公演中止の通知
 → 批判を受けて実施


6.18
 東京都議会にて、鈴木章浩都議(自民等)が塩村文夏議員(みんなの党)
に対し「自分が早く結婚すればいい」とヤジ


8.5
 朝日新聞、従軍慰安婦に関する吉田証言問題をめぐり、
過去の記事を取り消し


9.3
 第2次安倍改造内閣にて、5名の女性閣僚が入閣(1か月後に2名辞任)
 写真撮影にあたって、安倍首相を取り囲むように女性閣僚が立っている。


10.23
 最高裁、マタハラ判決


10
 世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数2014」で、
日本は142か国中104位


12.1
 自民党、「不適切な性教育やジェンダーフリー教育…は行わせません」
と記載した政策パンフレットを発表





<2015年>
1.23
 厚労省、マタハラ防止のため、均等法及び育介法を具体化する通達


2.18
 安倍首相、参院本会議で「現行憲法の下では、同性カップルの婚姻の
成立を認めることは想定されていない」と発言


2.18
 最高裁、夫婦別姓、及び、再婚禁止期間について大法廷回付


2.23
 地方議会のうち、女性議員ゼロの議会は379(21.2%)、女性議員
は全体の11.7%(朝日新聞調べ)


4.1
 渋谷区、パートナーシップ条例施行
 日弁連 育児期間中の日弁連会費等免除制度開始


4.3
 政府・与党、ホワイトカラーエグゼンプションや裁量労働制の適用対象
拡大等を内容とする労基法改正案を国会提出


4.17
 大西英男衆院議員(自民等)、衆院総務委にて、大西小百合議員に対し、
「まず自分が産まないとダメだぞ」とヤジ


5.18
 内閣官房の公式ツイッターで、「女性応援ブログ」と称し、毎朝早起き
してキャラ弁を作るブログを紹介


5.25
 政府、「すべての女性が輝く政策」の一環として、国民的な運動
「ジャパン・トイレ・チャレンジ」「快適トイレ」国民運動を始める


5.28
 安倍首相、衆議院特別委にて、辻元清美議員の質問中に「早く質問
しろよ」とヤジ


6.30
 塩村都議へのセクハラヤジで自民会派を離脱していた鈴木章浩都議が、
自民会派に復帰


7月
 男女共同参画会議計画策定専門調査会、「第四次男女共同参画計画
策定に当たって(素案)」を発表。選択的夫婦別姓についての記載が削除


8.6
 江口克彦参院議員(次世代の党)、内閣委にて、「女性は相手によって
セクハラだとか、セクハラじゃないとか言ってくる」「女性社員は管理職に
なっても扱いにくいところがあると思う」と発言


8.21
 安倍首相、参議院特別委にて、蓮舫議員の中谷防衛大臣に対する
質問中に「まぁいいじゃん、そんなこと」とヤジ


8.28
 女性活躍推進法 成立


8月下旬
 高校保健・啓発教材『健康な生活を送るために(平成27 年版)』公表。
「妊娠しやすさ」グラフが、数値の誤りや誇張を含むことが明らかに


8.31
 埼玉県所沢市の保育園の育休退園処分 さいたま地裁に取消訴訟提起


9.11
 改正派遣法 成立


9.15
 自民党特命委 夫婦控除を導入すべきと提言。
「若い世代に、いわゆる『事実婚』」ではなく、法律上の結婚を促す必要が
ある」とした


9.24
 安倍首相、記者会見で「1億総活躍社会を目指す」と表明


9.29
 菅官房長官、福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚をふまえ、
「この結婚を機に、ママさんたちが一緒に子供を産みたいとか、そういう形
で国家に貢献してくれたらいいなと思っています。たくさん産んで下さい」
と発言


10.29
 埼玉県所沢市保育園の育休退園処分 さいたま地裁 執行停止


12.16 
 夫婦別姓訴訟 最高裁「合憲」(ただし女性裁判官3人を含む5人が違憲)
 再婚禁止期間 最高裁「100日を超える部分は違憲」


12.22
 宮崎謙介衆議院議員(自民党) 育児休暇を取得する意向を表明
 谷垣自民党幹事長 出産・育児休暇は雇用主と雇用されている人との関係
 山口公明党代表 国会議員は非常勤。子育てに参加する大切さと議員の
役割との調和も重要。議論が必要だ。





<2016年>
1.8
 安倍首相 「パートで働く人が増えれば」「私が50万円、妻が25万円」


2.15 
 保育園落ちた日本死ね!! はてぶ2145件 いいね4.6万


2.29
 大阪市の茨田北中学校校長 全校集会で「女性にとって最も大切な
ことは、子どもを2人以上産むことです。これは仕事でキャリアを積む
こと以上に価値があります。」と発言


2.29
 衆議院予算委員会
 「誰が書いたんだよ」「中身のある議論をしろ」「ちゃんと本人だせ」
 安倍首相「匿名である異常、本当か確認しようがない」


3.5
 保育園落ちたの私だ 国会前で抗議行動


3.8
 再婚禁止期間を100日とする民法改正案を閣議決定
 国連女性差別撤廃委員会勧告
 夫婦同姓や再婚禁止期間など改正を求める
 マタハラ・セクハラを禁止し、防止する法的措置を求める
 慰安婦問題については被害者中心のアプローチを求める


3.9
 「保育園落ちたの私と私の仲間だ」ネット署名
2万8000人分 厚労大臣塩崎恭久に提出


3.24
 自民党大西英男衆議員 巫女が「自民党は好きじゃない」と言ったことに対し
「巫女さんを誘って札幌の夜に説得をしようと思った」
「巫女のくせに何だと思った」
「投票が初めてだということだから、ひとつ口説いてやろうと思った」


3.24
 自民党から参院選での出馬がうわさされていた乙武洋匡氏
 謝罪のコメントに妻の「私にも責任の一端があると感じている」との
コメントも併記
 4.5の誕生日パーティーでも同様に妻から謝罪あいさつ(他の女性
に心ひかれたのも、やはり私にも責任の一端はあります)をさせる


3.29
 勝木勇人札幌市議 安保関連法の廃止を求める意見書について、
賛成討論をした共産党の女性市議に対し「精神鑑定を受けた方が
いいんじゃないのか」