2020年10月15日木曜日

世耕氏が杉田水脈議員を「次はない」といって擁護するの巻

 

 杉田水脈議員の暴言について、自民党の世耕参院幹事長が「非難」と

いう記事がありました。

 

● 問題発言杉田氏に「次はない」 自民世耕参院幹事長が改めて非難 (共同通信)https://news.yahoo.co.jp/articles/c2aa17dd7eafbd88ad5f4e161dd116e29f51e3b5


 記事のタイトルには「非難」と書かれていますが、ほんとうに非難して

いるのかな?と考えながら読んでみましょう。だって、自民党は、謝罪や

議員辞職などを求める署名の受け取りを拒否しているのですから。


「次はない。同じような発言を繰り返せば、党として真剣にけじめを

つけなければいけない」

 →結局「一発アウト」レベルの差別発言を許したわけです(許す理由

も語らず)。これって、“非難”と呼ぶにふさわしいでしょうか?

党として真剣にけじめをつけなければならない、と言ったところで、

次のタイミングで世耕氏の一存で処分できるわけでもないでしょうし、

こういう言いっぱなしで済む発言は気楽でいいなぁと思ってしまいます。

 重要なのは、「今回は許した」という点です。


「抗議活動については杉田氏がしっかり対応することに尽きる」

 →こういって、署名の受け取りすら拒否する政党の対応に賛成して

いるわけです。「受け取るべきだ」と自民党内部で説得に奔走したわけ

でもなく、性差別への怒りを門前払いしているわけです。


 というわけで、このようないわゆる「ガス抜き」には、警戒が

必要です。