生活保護は正当な権利行使なのに、根拠ないデマや偏見に基づく
苛烈なバッシングが、生活困窮者を孤立させています。すべての人
に、ままならない事情で職(収入源)を失うリスクがあります。
デマに惑わされず、バッシングに加担しないことが、ひいては自分の
人生・生活を守ることにもつながります。
例えば、「生活保護受給世帯の3分の1が外国人」などという
言説は生活保護にまつわるデマの典型で、そもそも生活保護を利用
できる外国籍の人はごくわずかです。生活保護に対するデマであり、
且つ外国籍の人々へのヘイトスピーチにすらなりかねず極めて危険
な言説です。デマを検証した記事をご紹介します。
● 「生活保護世帯の3割が●▲人」SNS情報の「外国人優遇」を検証した
国民健康保険「タダ乗り」説でも (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420865
<一部引用>
生活保護の利用実態をまとめた厚生労働省の「被保護者調査」に
よると、生活保護を利用している世帯のうち世帯主が「日本国籍を
有しない」、つまり外国籍なのは4万7317世帯(2023年度の1カ月
平均)。全体に占める割合はわずか2.87%だ。「外国人の方が生活保護
を受給しやすい」という情報もあるが、在留外国人の保護率は1.93%
(2023年度の1カ月平均)。日本人を含む全体の保護率は1.62%(同)
で大差はない。
厚労省によると、生活保護が利用できるのは、そもそも日本に住む
全ての外国人ではない。永住者や定住者など国内での活動制限がない
在留資格を持つ人に限られる。こうした資格を持つのは、162万70人
(2024年末時点)で在留外国人全体の4割程度だ。これ以外の技能
実習生や留学生、経営管理などの在留資格では生活が困窮したとしても、
利用対象にはならない。「生活保護目当ての外国人が日本に殺到」と
いった情報もあるが、短期に滞在しただけの利用は制度上あり得ない。
<引用終わり>
また、「経済的に余裕ある親族がいるのに生活保護を受給している
のは『不正受給』だ」という言説も間違いです。成人した親子や兄弟
姉妹は「十分な生活を送っている上でなお余裕があれば援助する義務」
(生活扶助義務)を負うにとどまります。複雑で辛い事情ゆえ、親や
兄弟姉妹と関係が断絶している困窮者も少なくありません。役所が
親族に扶養照会すること(生活保護の申請者を扶養できるか確認する
こと)を、申請者が拒否すれば、その意思は尊重されなければならない、
と厚労省も自治体に通知しています。
正しい知識で、デマに加担しないようにしましょう👍
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