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2020年10月7日水曜日
人事介入を全力で擁護する(でも失敗する)小泉環境相
小泉進次郎環境相が、日本学術会議への人事介入について、
「首相が盛んに言っているのが前例踏襲の打破。当たり前に続いて
きたものを見直すべき点があるのか、問題提起される姿勢は否定され
るべきものではない」
と述べました。。。
● 「問題提起、否定すべきでない」 学術会議任命見送りで小泉氏 (産経)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c75d2d516e0d255513acd7a549fa604ed22a36b6
閣僚が首相の振舞いを全力で前向きなことだと擁護したい気持ちは
伝わってきますが、やはりまったく論理的ではありません。
菅首相は「前例踏襲でいいのか問題提起」したのではありません。
勝手に法解釈を変えて断行した、のです。憲法にも触れる重大な解釈
変更を国会で審議もせず秘密裏に準備して、いきなり断行した。
これを「問題提起」で済ませるのは、あまりにも甘いし、甘いと
いうか「何が起きたか、分かってないのですね?」と言いたくなり
ます。
政府が「今まで青信号を“すすめ”だと前例踏襲してきたが、見直す
べき点があるのではないか」と考えて、誰にもアナウンスすること
なく、突然青信号を“止まれ”にするような乱暴なやり方が許されるで
しょうか。それを知らずに青信号で発信して取り締まられた国民が
それを怒っても「問題提起される姿勢は否定されるべきものではない」
と言い返してくる政府に、納得できますか?
おかしな言葉遣いで、国民を翻弄しないでください。翻弄されて
ないけど。