自民党が選挙公約に盛り込み、議論を進めようとしている「敵基地
攻撃能力」について、わかこ先生と学ぶシリーズ。
敵基地攻撃能力というのは、
飛んでくるミサイルを迎撃するのとはちがい、敵の基地などのミサ
イル発射拠点・発射装置を攻撃する能力のことです。
それって(許されるはずのない)先制攻撃じゃん、とすぐに思い当た
りますが、「ミサイル発射の準備がなされた段階ですでに攻撃が着手
されているのだから、それを察知してすぐに基地を攻撃することは
あくまでも専守防衛の範囲内だ」という理屈でゴリ押しされてしまえば、
保有も正当化されかねません。
⑤ 基本的なことだけど…「敵基地」のミサイル発射台を攻撃すると
いっても、発射台っていつも同じ場所にないよね?こ
ちらが見つけてから攻撃するまでに、タイムラグがあるよ。その間に
車輪を使って動かせちゃう。そしたら、ピンポイントで狙わなきゃ意味
ないよ。空振りになって、何も壊せない代わりに、向こうに反撃する
口実を与えたことになるから、日本が危なくなっちゃう。
⑥ せめて専守防衛の自衛隊だったら、他国の脅威にはならないから、
攻撃もされないんじゃないかな。でも、専守防衛どころか先制攻撃にも
見えかねない「敵基地を向いているミサイル配備」を見せちゃったら、
他国だって日本を攻撃しないと!と考えちゃうんじゃない?(文句言え
ないよね)