麻生氏が財務大臣を辞めることを、「惜しむ」記事です(!)。
● 麻生氏去っても課題 戦後最長8年9カ月、財務・金融担当相
経済閣僚の実力未知数 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20211005/ddm/008/020/126000c
<一部抜粋>
「消費税を上げると、竹下(登)内閣、橋本(龍太郎)内閣、
いずれも倒閣になった。(第2次安倍内閣で)2回上げて支持率が
上がった」と述べた。
また、自身が中心となって各国と議論を進めてきた国際課税の
ルール見直しについて「大きな成功」と自賛し、月内にも迫る最終
合意には「長くいなければできませんでしたなあ」と感慨深げに語った。
歯に衣(きぬ)着せぬ言動が物議を醸したり、反発を呼んだりした
麻生氏だが、省内では「経営者らとの人脈も広く参考になる話が多かっ
た」(幹部)と惜しむ声が多い。
<抜粋終わり>
消費税上げても選挙で勝ったことを自慢していますが、その「勝利」
は、小選挙区制という最低最悪な「民意を反映しない」選挙制度と投票
率の低さに支えられていることを指摘せずにはいられません。
また、数々のハラスメント発言や記者への恫喝を「歯に衣着せぬ言動」
と美化するマスメディアのセンスにドン引きです。「(ナチスの)手口
を学んだらどうか」「子ども産まなかった方が問題」「(高齢者に向け
て)お前いつまで生きているつもりだ」など、彼の致命的な人権感覚
が、人脈の広さでチャラになるわけがない。
大臣どころか国会議員としても失格なはずの麻生氏は、大臣を辞めても
与党副総裁として腕をふるい続けるわけです。彼を重用する岸田首相に
よる自民党政治の本質は何も変わりません。