2021年10月5日火曜日

財務省を去る麻生氏を惜しむ毎日新聞


 麻生氏が財務大臣を辞めることを、「惜しむ」記事です(!)。


● 麻生氏去っても課題 戦後最長8年9カ月、財務・金融担当相

                  経済閣僚の実力未知数 (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20211005/ddm/008/020/126000c



<一部抜粋>

 「消費税を上げると、竹下(登)内閣、橋本(龍太郎)内閣、

いずれも倒閣になった。(第2次安倍内閣で)2回上げて支持率が

上がった」と述べた。

 また、自身が中心となって各国と議論を進めてきた国際課税の

ルール見直しについて「大きな成功」と自賛し、月内にも迫る最終

合意には「長くいなければできませんでしたなあ」と感慨深げに語った。

 歯に衣(きぬ)着せぬ言動が物議を醸したり、反発を呼んだりした

麻生氏だが、省内では「経営者らとの人脈も広く参考になる話が多かっ

た」(幹部)と惜しむ声が多い。

<抜粋終わり> 


 消費税上げても選挙で勝ったことを自慢していますが、その「勝利」

は、小選挙区制という最低最悪な「民意を反映しない」選挙制度と投票

率の低さに支えられていることを指摘せずにはいられません。

 また、数々のハラスメント発言や記者への恫喝を「歯に衣着せぬ言動」

と美化するマスメディアのセンスにドン引きです。「(ナチスの)手口

を学んだらどうか」「子ども産まなかった方が問題」「(高齢者に向け

て)お前いつまで生きているつもりだ」など、彼の致命的な人権感覚

が、人脈の広さでチャラになるわけがない。

 大臣どころか国会議員としても失格なはずの麻生氏は、大臣を辞めても

与党副総裁として腕をふるい続けるわけです。彼を重用する岸田首相に

よる自民党政治の本質は何も変わりません。