2021年10月13日水曜日

自民党、選択的夫婦別姓は「検討」すらしないという決意


 ついこないだまで、選択的夫婦別姓について「議論を進める」と

言っていた岸田氏でしたが、自民党は衆院選公約の原案から選択的

夫婦別姓についての「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方に

ついてさらなる検討を進める」の一文すら、削除しました。


● 自民、公約の夫婦別姓検討を削除 慎重派に配慮か (共同)

 https://nordot.app/820627586070626304?c=39550187727945729


 <一部抜粋>

 高市早苗政調会長は記者会見で「公約が後退したわけでは決して

ない」と強調。旧姓を通称として使用拡大する考えを重ねて示した

上で「国民の間にさまざまな議論がある。納得感を得られるよう

丁寧に議論したい」と語った。

<抜粋終わり>


 すでに数十年、議論され尽くして法制審議会は選択的夫婦別姓制導入

の結論を答申しました。今さら、丁寧に議論したいと言われても、

何も聞いてなかったのですかとしか。。。いまだに通称使用の拡大なんて

幻想を語るのも、当事者たちには虚しく響きます。個人認証が厳格化の

一途をたどる時代、通称はビジネスでも海外でも通用しないのが現状で、

むしろ怪しまれます。

 

 導入を妨害するのは、高市氏や安倍氏をはじめとする家制度への郷愁

を隠さない議員たちです。彼らの「別姓の選択肢など絶対に許さない」

執念の暴走を、岸田氏はなにもコントロールできません。

 このままでは、従来通りの(人権感覚が欠落した)自民党政治が続きます。  

 


#GOVOTE