自民党の岸田総裁が、幹事長として甘利明氏を選んだ、とのこと、
すごいですね。
昨日も書きましたが甘利氏といえばURの土地売却をめぐって大臣室
で現金を授受したという、賄賂疑惑が報じられたこと「でしか」思い出
がないといっては言い過ぎなのか言い過ぎではないのか。
いざ報じられると「睡眠障害」だということで入院して、退院して
からもまったくなにも説明せずに今に至っています。
自民党が生まれ変わったことを国民にアピールする、と岸田新総裁
は語っていましたが、「生まれ変わった」のであれば、「不正な金」
漬け体質からの脱却を、今すぐ、起用の前に、詳細な検証・調査・説明
でせめて示して欲しい。
このまま何も言わず、説明も不要として甘利氏を起用するなら、
岸田氏は「不正な金」漬け体質について何の問題意識もなく、これ
までどおりの自民党(生まれ変わってない自民党)路線のままいく、
ということでしょう。
そんな甘利氏の起用について、読売新聞はこう書きます。
● 岸田新総裁が本格始動、人事は「よく考えている」
…幹事長に甘利氏起用へ (読売) https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd5da1e82593662f175e045b5d4e047a9e1ad2a
「幹事長に起用される方向となった甘利氏は、安倍前首相や麻生
副総理兼財務相に近く、安倍政権の中枢を担った存在」と書きながら
「(岸田氏は)党の結束を強めるとともに、清新さをアピールする
陣容にしたい考え」と書くあたり、どう転んでも論理がおかしく、
この新聞社が賄賂疑惑をもう忘れたかどうでもいいと思っていること
が分かります。